○ アストロズ 10 － 1 マリナーズ ●
＜現地時間20日 ミニッツメイド・パーク＞

　ア・リーグ西地区3位のマリナーズは現地時間20日、敵地でアストロズに大敗を喫した。この日はデーゲームで、同地区2位のアスレチックス、中地区2位のロイヤルズが揃って敗れたため、勝てば一気にワイルドカード（WC）争いで1位タイに並ぶところだったが、投手陣が崩れ浮上のチャンスを逃した。

　マリナーズは先発のヤングが3回7失点と乱調。2番手のラミレスも3点を失い、計5本塁打を浴び10失点で大敗。これで、ア・リーグのWC争いは上位3チームが揃って敗れ順位は変わらず。しかし、中地区3位でWC争い4位につけるインディアンスが一人勝ちしたため、2位・ロイヤルズとの差を3.5に縮めた。

　さらにインディアンスは、22日からロイヤルズとの4連戦を予定している。しかも22日はダブルヘッダーで、第1戦は4－2の延長10回裏から再開されるサスペンデッドゲーム。1勝が濃厚な状態でホームにロイヤルズを迎えるため、今後もWC争いをかき回しそうだ。

　そんな状況でマリナーズは明日（日本時間22日未明）、岩隈久志が先発する。メジャー自己最多の15勝まであと1勝としながら、前回登板は自己ワーストの7失点でKO。このところは精彩を欠く投球が続いているだけに、久々の好投で15勝目を手にすると同時に、チームをWC圏内に導きたい。


【ア・リーグのワイルドカード争い（現地20日時点）】
1位：アスレチックス　84勝70敗
2位：ロイヤルズ　83勝70敗
3位：マリナーズ　83勝71敗
4位：インディアンス　80勝74敗