ニュース 2014.09.27. 14:14

岩隈、自己最多の15勝目 満身創痍もPO進出に望み繋ぐ好投

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現地9月26日のエンゼルス戦に先発し、自己最多となる15勝目を挙げたマリナーズ・岩隈 [Getty Images]
○ マリナーズ 4 - 3 エンゼルス ●
<現地時間9月26日 セーフコ・フィールド >

 マリナーズの岩隈久志投手が現地時間26日、本拠地でのエンゼルス戦に先発登板。2本塁打を浴びながらも6回1/3を2失点。メジャー自己最多の15勝目を挙げ、チームもプレーオフ(PO)進出に望みを繋げた。

 9月は1勝3敗、防御率9.35と極度の不振に陥っていた岩隈だが、この日は立ち上がりから本来の姿を見せつけた。初回は二死から3番プホルズにヒットを打たれるも、続くケンドリックをセカンドゴロ。2回、3回はいずれも三者凡退に抑え、15勝目を向け幸先の良いスタートを切った。

 4回、5回も危なげなくスコアボードに0を並べるが、不振の理由とされている股関節を次第に気にし始める岩隈。すると6回、一死から1番カルホーンにソロホームランを浴びると、続くトラウトにも甘くなったスライダーを左中間スタンドに運ばれ連続被弾で2点を失った。

 それでも、続くプホルズ、ケンドリックを連続三振に仕留め追加点を許さず。7回もマウンドに上がった岩隈は、先頭の5番アイバーをライトフライに打ち取ったが、ここで再び股関節を気にする仕草を見せ、駆けつけたトレーナーとともにマウンドを降りた。

 結局6回1/3で80球を投げ、4被安打、4奪三振。最後は岩隈らしく無四死球で締め、レギュラーシーズンでの役目を終えた。今季の最終成績は15勝9敗、防御率3.52。これでメジャー3年の通算成績は38勝20敗(2セーブ)となった。

 チームは4-2で迎えた9回、守護神のロドニーが1点を返されるも、何とか逃げ切り接戦に勝利。ワイルドカード争いで2位につけるアスレチックスも勝利したためプレーオフ進出は厳しくなったが、それでも岩隈の好投で何とか望みを繋いだ。

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