● レッドソックス 5 － 9 ヤンキース ○
＜現地時間9月28日　フェンウェイ・パーク＞

　ヤンキースのイチロー選手が現地時間28日、敵地でのレッドソックス戦に2試合連続の「1番・右翼」でスタメン出場。3回に決勝打となる2点タイムリー三塁打を放ち勝利に貢献。チームも今季最終戦を勝利で飾り2014年シーズンを終えた。

　イチローは3回、無死一、二塁の好機で打席に入ると、初球が暴投となりランナーはそれぞれ二、三塁に。その後、カウント3－1から甘くなったカーブを叩くと打球は右中間最深部へ。これで二人のランナーが生還すると、イチローも快足を飛ばし楽々と三塁を陥れた。

　2点を先制したヤンキースは、続く2番ジーターもタイムリー内野安打を放ちイチローが3点目のホームイン。現役最終戦のジーターには、ここで代走が送られお役御免。カーテンコールの中、ベンチ前でナインが総出ジーターを迎えると、イチローも稀代のキャプテンと熱い抱擁を交わし長年の労をねぎらった。

　イチローは5回の3打席目はセカンドゴロに倒れ、その後の守備から交代。1打席目もセカンドゴロで、最終戦は3打数1安打2打点。今季の安打数を102本に更新し、打率.284、1本塁打、22打点、15盗塁の成績で、メジャー14年目のシーズンを終えた。

　チームも最終戦に勝利し、これで今季は84勝78敗。2年連続でプレーオフ進出を逃したが、ア・リーグ東地区2位で全日程を終了した。