ナ・リーグ リーグ優勝決定シリーズ
<現地時間10月11日~19日 7試合制>
ア・リーグから遅れること1日、明日からナ・リーグでもリーグ優勝決定シリーズの幕が開ける。2年前と同じ顔合わせとなるこのカードで注目したいのは両チームの指揮官。カージナルスを率いて3年目、44歳のマシーニー監督と、監督として20年のキャリアを誇るジャイアンツのボウチー監督だ。
マシーニー監督は、メジャー歴代3位となる通算2728勝を挙げた名将・ラルーサ監督の後任として、2012年からカージナルスを指揮。前年世界一になったチームを引き受けるという難しい状況ながら、ワイルドカードからリーグ優勝決定戦まで勝ち上がる健闘を見せると、昨年は就任2年目でリーグ優勝に輝いた。これで3年続けてのリーグ優勝決定戦となる44歳の若き指揮官が狙うはただひとつ、世界一の称号のみ。
2007年までは選手としてプレーしていたマシーニー監督。13年間で4度ゴールドグラブ賞に輝いた名捕手であったが、世界一になることはできなかった。リーグ優勝を果たしたカージナルス時代の2004年は、ワールドシリーズでレッドソックス相手に4連敗。すると昨年、監督としてカージナルスを率いてリーグ優勝を達成すると、ワールドシリーズの相手は奇しくもレッドソックスに。9年越しのリベンジを晴らしたいところであったが、劇的な勝ちあがりを見せ、勢いに乗るレッドソックスを前に屈した。今年こそ、3度目の正直。キャリア初の世界一へ挑む。
そんなカージナルスの前に立ちはだかるのが、ジャイアンツのボウチー監督。今年で監督20年目、59歳のベテラン指揮官は現在メジャー現役監督の中で最多となる1618勝をマーク。ジャイアンツでは過去2度のプレーオフでいずれもチームを世界一へと導き、プレーオフ通算26勝10敗、勝率は.722と抜群の勝負強さを誇っている。
今年もワイルドカード2位からの挑戦ながら優勝本命と言われたナショナルズを撃破するなど見事な戦いぶりが光るジャイアンツ。世界一2回の現役最多勝監督が、若き指揮官の挑戦を突き返す。
また試合の中で注目したいのは、今プレーオフで最も当たっているカージナルスの1番カーペンターと、ジャイアンツのエース・バムガーナーの対決。カーペンターは地区シリーズ通算.375(16-6)で最多の7打点をマーク。3本の本塁打を放っており、それもカーショー、JPハウエル、柳賢振といった一線級の左腕をことごとく打ってきた。シーズン中は対左投手の打率.262、本塁打も2本と言う成績ながら、プレーオフで左腕キラーとして目覚めた28歳と、メジャー屈指の左腕投手であるバムガーナーの対決は要注目だ。
2年前の対戦ではジャイアンツが4勝3敗でカージナルスを下し、そのまま世界一まで登り詰めている。ナ・リーグの優勝決定戦は現地時間10月11日午後8時(日本時間10月11日午前9時7分)、戦いの幕が開く。
<現地時間10月11日~19日 7試合制>
ア・リーグから遅れること1日、明日からナ・リーグでもリーグ優勝決定シリーズの幕が開ける。2年前と同じ顔合わせとなるこのカードで注目したいのは両チームの指揮官。カージナルスを率いて3年目、44歳のマシーニー監督と、監督として20年のキャリアを誇るジャイアンツのボウチー監督だ。
マシーニー監督は、メジャー歴代3位となる通算2728勝を挙げた名将・ラルーサ監督の後任として、2012年からカージナルスを指揮。前年世界一になったチームを引き受けるという難しい状況ながら、ワイルドカードからリーグ優勝決定戦まで勝ち上がる健闘を見せると、昨年は就任2年目でリーグ優勝に輝いた。これで3年続けてのリーグ優勝決定戦となる44歳の若き指揮官が狙うはただひとつ、世界一の称号のみ。
2007年までは選手としてプレーしていたマシーニー監督。13年間で4度ゴールドグラブ賞に輝いた名捕手であったが、世界一になることはできなかった。リーグ優勝を果たしたカージナルス時代の2004年は、ワールドシリーズでレッドソックス相手に4連敗。すると昨年、監督としてカージナルスを率いてリーグ優勝を達成すると、ワールドシリーズの相手は奇しくもレッドソックスに。9年越しのリベンジを晴らしたいところであったが、劇的な勝ちあがりを見せ、勢いに乗るレッドソックスを前に屈した。今年こそ、3度目の正直。キャリア初の世界一へ挑む。
そんなカージナルスの前に立ちはだかるのが、ジャイアンツのボウチー監督。今年で監督20年目、59歳のベテラン指揮官は現在メジャー現役監督の中で最多となる1618勝をマーク。ジャイアンツでは過去2度のプレーオフでいずれもチームを世界一へと導き、プレーオフ通算26勝10敗、勝率は.722と抜群の勝負強さを誇っている。
今年もワイルドカード2位からの挑戦ながら優勝本命と言われたナショナルズを撃破するなど見事な戦いぶりが光るジャイアンツ。世界一2回の現役最多勝監督が、若き指揮官の挑戦を突き返す。
また試合の中で注目したいのは、今プレーオフで最も当たっているカージナルスの1番カーペンターと、ジャイアンツのエース・バムガーナーの対決。カーペンターは地区シリーズ通算.375(16-6)で最多の7打点をマーク。3本の本塁打を放っており、それもカーショー、JPハウエル、柳賢振といった一線級の左腕をことごとく打ってきた。シーズン中は対左投手の打率.262、本塁打も2本と言う成績ながら、プレーオフで左腕キラーとして目覚めた28歳と、メジャー屈指の左腕投手であるバムガーナーの対決は要注目だ。
2年前の対戦ではジャイアンツが4勝3敗でカージナルスを下し、そのまま世界一まで登り詰めている。ナ・リーグの優勝決定戦は現地時間10月11日午後8時(日本時間10月11日午前9時7分)、戦いの幕が開く。