CSファーストステージ第1戦に阪神が広島を1－0で下し、勝利。阪神は2008年CSファーストステージ第2戦の中日戦以来となるCS勝利となった。

和田監督勝利インタビュー（全文）

Q　エース同士の投げ合いで勝利しました。まずは今の心中からお聞かせください。
「ゲーム前に選手たちにビッグゲームを楽しんで来いと送り出したんですけど、私自身が変に緊張したような感じがありました。メッセが初回のピンチを切り抜けてくれて、本当に点が入らない中、粘り強く0で抑えてくれたと思います」

Q　メッセンジャーは8回、先頭に四球を出して、よくしのぎましたね。
「8回、急に球が上ずり始めたんですけど、あの四球を出した後はしっかりコントロールができて、本当に粘りに粘ってというピッチングでした」

Q　あの8回、メッセンジャー投手が大きなガッツポーズをしました。個人的な気持ちもあるんでしょうけど、チームの気持ちを代弁したようでした。
「メッセだけじゃなく、チーム全員で集中して1つのボールを追うと、非常に気合いの入ったゲームだったと思います」

Q　打つ方のヒーローでは福留が素晴らしい一撃でしたね。
「9月以降、非常に状態がよかったというのもありますけど、こういう接戦になった試合に一発がでるのは孝介っていうのが多かったので、出るかなっていう感じでベンチから見てました。期待に応えて、すばらしい一発でした」

Q　あの打席も3ボールから打ってでました。やっぱり調子の良さ伺えますね。
「そういうところがある選手ですので、3ボールでも打てのサインがあれば、どんどんスイングしていく。それでタイミングを合わせていく選手ですので、3ボールで1球スイングしたことで、3‐1から真っ直ぐを一発で捕らえられたのではないかなと思います」

Q　1番に西岡を起用しました。そのあたりはいかがですか？
「剛の持ってる雰囲気、オーラというか、初回のよ～いどんからね、見せて欲しいなというところで、今日はヒットが出ませんでした。それでも、そんなに悪くありませんし、明日はやってくれると思います」

Q　打線の方はヒットが続いていて、流れは作れたのではないでしょうか？
「初回以降はどちらかというと、押してたのは押してたんですけど、点がなかなか入らなくて苦しい展開でした。一発で完全に流れを変えてくれました」

Q　最後は呉昇桓が三人締めで明日への流れを作ってくれましたね。
「8回、メッセの球が上ずっていたので、思い切って呉昇桓でいきました」

Q　クライマックスシリーズ初戦は、チーム初勝利となりました。
「初戦だけじゃなくて、ここ何年か勝てませんでしたので、明日は何とか一気に決めたいと思います」

Q　明日は巨人の待つ東京ドームへ王手をかけての一戦になります。
「明日も、甲子園球場は超満員となると思います。ビッグゲームという緊張感の中で、いいゲームをして、明日決めたいと思います」