ア・リーグ　優勝決定シリーズ第4戦
○ ロイヤルズ 2 － 1 オリオールズ ●
＜現地時間10月15日　カウフマン・スタジアム＞

　ア・リーグの優勝決定シリーズ第4戦が現地時間15日に行われ、青木宣親が所属するロイヤルズがオリオールズを2－1で破り、世界一に輝いた1985年以来となるリーグ制覇を決めた。さらに、ポストシーズン（PS）初戦から8連勝というメジャー新記録を樹立。「2番・右翼」でスタメン出場した青木は2打数無安打に終わったが、死球で出塁した初回に得点を記録し29年ぶりの優勝に貢献した。

　青木は試合後インタビューに応じ、開口一番「よかった！よかった！」と興奮さめやらぬ様子。2－1という僅差のゲーム展開については、「（初回の）あの2点で勝てるのとは思わなかった。（9回に登板した）ホランドなら必ず抑えてくれると信じていたし、本当にピッチャーが頑張ってくれた」と、シーズン中からチームを支えてきた投手陣をねぎらった。

　右膝を直撃した1打席目の死球については「（7回に）代わってからすぐにアイシングしたんで大丈夫です」と笑顔。さらに「次は打って投手陣を援護したいし、もう一度シャンパンファイトをしたい」と、その視線は早くもワールドシリーズを見据えていた。