対戦成績3勝3敗。日本シリーズの切符をかけた戦いは第6戦を迎えた。単純明快、勝てば突破、負ければ即終戦。ソフトバンクが意地を見せるか、勢いに乗る3位・日本ハムが王者を飲み込むか。最終決戦のスターティング・ラインナップが発表された。

　前日までとの変更点は日本ハムのキャッチャーのところ。昨日4安打2打点の大野に代わり、9番に市川が入った。上沢とのコンビで、大野と組んだときは16試合で5勝6敗、防御率3.65なのに対し、市川と組んだときは5試合で2勝2敗、防御率3.09とやや数字が向上する。

　ソフトバンクの先発は大隣。今季は国指定の難病である黄色靱帯骨化症から見事な復活を果たし、3勝1敗で防御率1.84と安定した成績を残した。このCSでも初戦のマウンドに立ち、8回途中2失点の力投。ただし、復帰後2番目に多い球数となる122球を投じ、そこから中4日で今日のマウンドになる。チームの窮地に根性を見せることができるか。

　対する日本ハムの先発は上沢。ファーストステージ第2戦では7回途中3失点。5回までは完全投球を続けるも、6回に捕らえられ、7回の途中でマウンドを降ろされた。球数は80球に留まっており、間隔も中7日空いてのマウンドと休養は十分。初回からエンジン全開で行きたいところだ。

　両チームのスタメンは下記の通り。

【先攻：北海道日本ハムファイターズ】
1番（右）西川
2番（二）中島卓
3番（中）陽岱鋼
4番（左）中田
5番（一）小谷野
6番（指）ミランダ
7番（三）近藤
8番（遊）大引
9番（捕）市川
先発：上沢

【後攻：福岡ソフトバンクホークス】
1番（中）柳田
2番（二）明石
3番（左）内川
4番（一）李大浩
5番（三）松田
6番（右）中村
7番（指）吉村
8番（遊）今宮
9番（捕）細川
先発：大隣