ニュース

つかみ損ねた1勝…ソフトバンク自慢の中継ぎ陣が崩れ、決着は最終戦へ

CSファイナルステージ第5戦
● ソフトバンク 4 - 6 日本ハム ○
<10月20日 ヤフオクドーム>

 得意のパターンのはずだった。打線が相手先発の大谷を2回に捕え、4安打を集中させ一挙4得点。投げては先発のスタンリッジがランナーを背負いながらも要所を締め、6回まで3安打無失点ピッチング。あとは盤石の救援陣で逃げ切るという必勝パターンに、まさかの綻びが出た。

 7回、ルーキーながら58試合に登板し、チームを支えた森が二死から7番近藤に安打を許すと、大引のところで代打・稲葉。これが稲葉の最後の雄姿になるかもしれない。そんな思いもあってか、ソフトバンクファンからの声援も受けた稲葉は、3球目の直球をセンター前へと弾き返し二死ながら一、三塁。レフトスタンド一角の日本ハムファンが今日一番の盛り上がりを見せ、球場の雰囲気が一変すると、ここまで2安打の9番大野もセンター前へ運び、柳田の決死のダイブも及ばず、打球が転々とする間に二者が生還。大野も二塁へ進んだ。

 さらに、1番西川のところで秋山監督は森を諦め、森福を投入するも、甘く入った変化球を完璧に捕えられ、打球はライトの頭上へ。一旦は本塁打の判定も、これがビデオ判定の末に三塁打に訂正され同点は免れたものの、8回にはセットアッパーの五十嵐が4番中田に一発を浴び、たちまちリードはなくなった。

 頼みの守護神・サファテも10回のピンチこそ凌いだが、2イニング目に入った11回は先頭打者への四球をきっかけに二死満塁のピンチ。ここで中島卓也に直球を弾き返され2失点。イニング跨ぎの力投も、43球目に力尽きた。

 今季チームを支えてきた自慢の救援陣が揃って失点。リーグトップの得点力を誇る打線も、変化球中心の組み立てにシフトした大谷-大野バッテリーに翻弄され、その後も日本ハムの継投策の前に6回以降は1安打。しかも計5投手から毎回の18三振と、3回以降は1点も奪えなかった。

 これでアドバンテージの1勝を含めて3勝3敗。勝負は最終第6戦へともつれこんだ。シーズンでも最終盤に苦しみながらも最後の最後、144試合目で歓喜に沸いたソフトバンク。王者の意地を見せ、日本ハムの下剋上の夢を打ち砕くことができるか。泣いても笑っても明日、すべてが決する。
ツイート シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西