ニュース 2014.10.26. 21:16

ソフトBが投手戦制し1勝1敗のタイに 日本S初登板の武田が7回1失点の好投

日本シリーズ第2戦
● 阪神 1 - 2 ソフトバンク ○
<10月26日 甲子園>

 阪神とソフトバンクの日本シリーズ第2戦は、投手戦を制したソフトバンクに軍配。日本シリーズ初先発となった武田が7回1失点と好投し、1勝1敗のタイで本拠地・福岡に戻ることになった。

 高卒3年目の若武者が、聖地・甲子園のマウンドを楽しむかのように好投を披露した。立ち上がりから角度のあるストレートと縦に大きく割れるスライダーを軸に、CSファイナルステージから5試合連続で4得点以上をマークしていた阪神打線を手玉に取った。

 4回には、1番西岡のセンター前に落ちるかというライナー性の打球を柳田が好捕。バックも好プレーで応え、武田は5回までパーフェクトピッチングで試合を作った。6回に二死から代打・狩野に初ヒットを許すと、続く西岡に低めのスライダーを上手く拾われ初失点。それでも、続くピンチで2番上本をしっかりとセカンドゴロに打ち取り、武田は最少失点で7回を投げ切った。

 打線は初回、一死二塁のチャンスで、3番内川がレフトへのタイムリーを放ち幸先よく先制。4回には4番李大浩が、両チーム通じてこのシリーズ初ホームランとなるソロをレフトスタンドに叩き込み、貴重な2点目を加えた。

 ソフトバンクは2-1で迎えた8回から、五十嵐、サファテを投入し逃げ切り勝ち。シーズン中から高信頼度を誇った勝ちパターンが阪神打線の反撃を許さず、1点リードを守り抜いた。

 一方の阪神は、先発・能見が6回2失点と及第点の内容。2番手以降の高宮、安藤、松田も好リリーフで得点を許さなかったが、打線が武田の緩急に翻弄され、投手陣を援護することができなかった。

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