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かつて絶賛された秋山とリトル松井 日米野球で名を売る侍野手は誰だ!?

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04年から7年間、メジャーの舞台でプレーした松井稼頭央 [Getty Images]
 12日から『2014 SUZUKI 日米野球』が開幕する。2006年からスタートしたWBC開催に伴い、日米野球も同年限りで一旦廃止となっていたが、今年からは日本代表(侍ジャパン)の強化試合として8年ぶりに復活する運びとなった。

 日米野球の歴史は意外にも古く、1934年には当時17歳の沢村栄治が大リーグ選抜相手に好投。ドジャースが単独チームで来日した66年には、巨人の王貞治が5本塁打をマークするなど、形を変えながらもオフシーズンの風物詩として存在してきた。また、選手にとっても日米野球は己のレベルを知る格好の場。実際にメジャー相手の腕試しを経て、その後アメリカへ渡った選手も多い。

 80年代後期、西武の黄金期を支えた秋山幸二は、メジャー関係者からその能力を絶賛された。若手時代からアメリカへの野球留学を何度も経験し、主力選手になってからは対戦相手の外国人選手からも一目置かれる存在となった。結局、秋山がメジャーの舞台に立つことはなかったが、遠くへ飛ばせるパワーにハイレベルな脚力と鉄砲肩。常々「メジャーに一番近い男」と称された。

 90年には、新人ながら投手タイトルを総なめした近鉄の野茂英雄が日米野球デビュー。さらに、その6年後にはドジャースの一員として凱旋登板を果たし、こちらも5年後にメジャーデビューすることになるオリックスのイチローと真剣勝負を演じた。

 野茂やイチローの活躍で、メジャーが身近な存在になった2000年代には、松井秀喜と松井稼頭央の「ダブル松井」がメジャー関係者の中で話題に。中でも1996年から4度の出場で打率.382をマークした松井稼頭央は日本屈指の5ツールプレーヤーとして評価を高め、その後のメジャー挑戦の足掛かりとした。さらに2004年には、上原浩治、松坂大輔、岩隈久志が日本代表として好投。そんな彼らも、現在はメジャーの舞台で活躍を続けている。

 今季は、黒田博樹、岩隈久志、ダルビッシュ有、田中将大と、日本屈指の先発投手が4人揃って2ケタ勝利をクリア。さらに、今オフも複数の投手がメジャー挑戦を視野に入れるなど、日本人投手の評価は年々高まっている。

 しかし一方で、日本人野手の評価は頭打ち状態にある。今季レギュラーとして活躍したのはロイヤルズでリーグ制覇を果たした青木宣親のみ。イチローや松井秀喜、さらに井口資仁ら複数選手が活躍した頃からすると寂しくなった。だからこそ今回の代表選手、特に野手陣には可能性を示してほしいところだ。

 中でも、身体能力に定評のあるオリックスの糸井嘉男やソフトバンクの柳田悠岐には期待したい。さらに、このところ苦戦している内野手、右打者という観点でも、ヤクルトの山田哲人や日本ハムの中田翔には奮起してほしいところ。

 今回はあくまで第4回WBCへ向けたチーム作りがメインだが、選手の可能性にも着目しながらメジャーリーガーとの真剣勝負を楽しみたい。

【日米野球の日本代表メンバー】※数字は背番号
●投手
12 松葉貴大(オリックス)
14 則本昂大(楽天)
15 井納翔一(DeNA)
16 大谷翔平(日本ハム)
17 藤浪晋太郎(阪神)
18 前田健太(広島)
19 金子千尋(オリックス)
21 西勇輝(オリックス)
26 西野勇士(ロッテ)
30 武田翔太(ソフトバンク)
35 牧田和久(西武)
43 高橋朋己(西武)
47 岩田稔(阪神)

●捕手
10 小林誠司(巨人)
22 伊藤光(オリックス)
37 嶋基宏(楽天)

●内野手
2 今宮健太(ソフトバンク)
3 松田宣浩(ソフトバンク)
4 菊池涼介(広島)
6 坂本勇人(巨人)
13 中田翔(日本ハム)
23 山田哲人(ヤクルト)
33 銀次(楽天)

●外野手
1 内川聖一(ソフトバンク)
7 糸井嘉男(オリックス)
9 丸佳浩(広島)
25 筒香嘉智(DeNA)
44 柳田悠岐(ソフトバンク)
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