昨季の日本一から一転、今季はリーグ最下位に沈んだ楽天。無敗のエース・田中将大と、勝負強い打撃で得点源となっていたケーシー・マギーが抜けた穴はやはり大きく、代役として期待されてたトラビス・ブラックリーやケビン・ユーキリスらの誤算もあり、シーズンを通して苦しい戦いを強いられた。
若手では福山博之と西宮悠介の中継ぎコンビ、野手では高卒5年目の西田哲郎の奮闘が目を引いたが、春季キャンプからの目玉でもあった「レフティーズ」の活躍が乏しく、全体的に若手の台頭が少なかった。
「レフティーズ」とは、今季のドラフト1位・松井裕樹や、同じくの昨季のドラ1位・森雄大、同3位の大塚尚仁ら左腕投手の総称で、名付け親は星野前監督。2月の久米島キャンプでは彼らに加え、同じく左腕の金刃憲人、片山博視、塩見貴洋、辛島航らを同じグループで練習させ、6つのブルペンがすべて左投手で埋まる光景は、同キャンプの名物となった。
だが結果的には、辛島が1年間ローテーションを守ったものの、8勝13敗と黒星が大きく先行。13年は一軍登板ゼロだった塩見は、8勝7敗と復活の兆しを見せたが、防御率は4.71と安定感を欠いた。
注目された松井裕は随所に高いポテンシャルを発揮するも、年間を通して制球難を改善できず、1年目は4勝8敗、防御率3.80で終了。それでも22日に行われた初の契約更改交渉の席では、「最初はうまくいかなかったけど後半は先発で回れた。来季へ少し手応えをつかめた」と振り返り、オフにはヤンキースの田中らとトレーニングに励むと明言し、さらなるレベルアップを誓った。
キャンプ中から高評価を受けていた森も、開幕ローテ入りし4月24日の西武戦でプロ初勝利をマークするも、その後二軍落ち。だが、今オフに行われた21歳以下の若手選手たちによる野球の世界大会「第1回IBAF 21Uワールドカップ」の日本代表に選出され、日本ハムの上沢直之や広島の戸田隆矢ら、同世代のチームメイトから大きな刺激を受けた。
結成1年目は日本一からの最下位転落と悔しさを味わったが、依然、大きな可能性を秘める「レフティーズ」。大久保新監督のもと再び切磋琢磨し、来季こそシニアアドバイザーに就任した星野前監督を喜ばせてほしいところだ。
若手では福山博之と西宮悠介の中継ぎコンビ、野手では高卒5年目の西田哲郎の奮闘が目を引いたが、春季キャンプからの目玉でもあった「レフティーズ」の活躍が乏しく、全体的に若手の台頭が少なかった。
「レフティーズ」とは、今季のドラフト1位・松井裕樹や、同じくの昨季のドラ1位・森雄大、同3位の大塚尚仁ら左腕投手の総称で、名付け親は星野前監督。2月の久米島キャンプでは彼らに加え、同じく左腕の金刃憲人、片山博視、塩見貴洋、辛島航らを同じグループで練習させ、6つのブルペンがすべて左投手で埋まる光景は、同キャンプの名物となった。
だが結果的には、辛島が1年間ローテーションを守ったものの、8勝13敗と黒星が大きく先行。13年は一軍登板ゼロだった塩見は、8勝7敗と復活の兆しを見せたが、防御率は4.71と安定感を欠いた。
注目された松井裕は随所に高いポテンシャルを発揮するも、年間を通して制球難を改善できず、1年目は4勝8敗、防御率3.80で終了。それでも22日に行われた初の契約更改交渉の席では、「最初はうまくいかなかったけど後半は先発で回れた。来季へ少し手応えをつかめた」と振り返り、オフにはヤンキースの田中らとトレーニングに励むと明言し、さらなるレベルアップを誓った。
キャンプ中から高評価を受けていた森も、開幕ローテ入りし4月24日の西武戦でプロ初勝利をマークするも、その後二軍落ち。だが、今オフに行われた21歳以下の若手選手たちによる野球の世界大会「第1回IBAF 21Uワールドカップ」の日本代表に選出され、日本ハムの上沢直之や広島の戸田隆矢ら、同世代のチームメイトから大きな刺激を受けた。
結成1年目は日本一からの最下位転落と悔しさを味わったが、依然、大きな可能性を秘める「レフティーズ」。大久保新監督のもと再び切磋琢磨し、来季こそシニアアドバイザーに就任した星野前監督を喜ばせてほしいところだ。