ニュース 2014.11.28. 17:37

中日リリーフ陣を苦しめる “2年目のジンクス”

 2年連続Bクラスに沈んだ中日だったが、救援防御率3.24はリーグ1位。その中で輝いていたのが、ルーキーの又吉克樹と2年目の福谷浩司。2人とも新人王こそ逃すも、新人王投票では2位と3位に選出。又吉が67試合に登板して9勝1敗、防御率2.21の成績を残せば、福谷もリーグ最多の72試合に登板。福谷はシーズン終盤には、左肘の違和感で登録抹消された岩瀬仁紀に代わって守護神も務めた。年齢も共に24歳と若く、これからも活躍が期待される2人であるが、少し不安なことがある。

 それは、“2年目のジンクス”だ。中日のリリーフ陣で2年目のジンクスに陥る投手が多く、古くは最速157キロのストレートを武器に31セーブを挙げ、1990年新人王に輝いた与田剛や、翌91年、与田に代わって抑えを任され17セーブをマークし、新人王となった森田幸一などが代表的だ。

 近年では12年の田島慎二が、それにあてはまる。1年目に56試合に登板し、防御率1.15と抜群の安定感を見せたが、2年目は春先に躓くと、3度登録抹消を経験。登板数は1年目とほとんど変わらないが、5勝10敗で防御率4.76と大きく成績を落とした。

 田島などの例があるように、又吉や今年が実質1年目だった福谷、さらには新人ながら54試合に登板した祖父江大輔が“2年目のジンクス”に陥らないかどうか、気がかりな点である。

 来季は又吉、福谷、祖父江の3人にとって苦しい2年目となるのか。それとも、来季以降も継続して安定したパフォーマンスを見せることができるのか。中日の勝利に欠かせないピースなだけに、後者であって欲しいと願うばかりだ。

2年目のジンクスに陥った主な中日リリーフ陣


・与田剛
【1年目成績】50試合4勝5敗31S 防御率3.26
【2年目成績】29試合 0勝3敗S防御率3.18

・森田幸一
【1年目成績】50試合10勝3敗17S 防御率3.03
【2年目成績】41試合6勝5敗4S 防御率4.05

・田島慎二
【1年目成績】56試合5勝3敗0S 防御率1.15
【2年目成績】50試合5勝10敗0S 防御率4.76

※岡田俊哉
【1年目成績】66試合7勝5敗2S 防御率2.79
【2年目成績】38試合3勝7敗1S 防御率4.33

・又吉克樹
【1年目成績】67試合9勝1敗2S 防御率2.21
【2年目成績】?

※福谷浩司
【1年目成績】72試合2勝4敗11S 防御率1.81
【2年目成績】?

・祖父江大輔
【1年目成績】54試合0勝3敗0S 防御率3.53
【2年目成績】?

※『実質1年目』の選手

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