ニュース 2014.12.09. 12:04

モスがインディアンスへ移籍 アスレチックスはまたも大砲を放出

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インディアンスへの移籍が決まったブランドン・モス [Getty Images]
 現地時間8日、インディアンスとアスレチックス間でのトレード成立が発表。インディアンスはマイナーでプレーするプロスペクトの内野手ジョー・ウェンドルを放出し、アスレチックスからブランドン・モスを獲得した。

 モスはメジャー7年目の31歳、右投左打の一塁手。今季はレフトで56試合、ライトでも34試合に出場し、打率.234、25本塁打、81打点をマーク。初めてオールスターにも選出された。圧巻だったのがロイヤルズとのワイルドカード・ワンゲームプレーオフ。チームは惜しくもサヨナラ負けを喫したが、この試合で4番に入ったモスは2安打2本塁打の大暴れ。チームのポストシーズン新記録である1試合5打点をマークした。

 インディアンスは今シーズン貯金を8つ作りながらも結果はア・リーグ中地区3位。2位のロイヤルズとは5ゲームの差をつけられた。その中でも打撃陣は3割・20本・20盗塁達成したマイケル・ブラントリー、21本塁打のヤン・ゴームズ、日米野球でも来日した27本塁打のカルロス・サンタナを筆頭に好調。ここにモスが加わる打線の破壊力はリーグでも屈指となる。3位からの巻き返しへ、地区4連覇中のタイガースに待ったをかけたいところだ。

 一方で気になるのがアスレチックスの打線。シーズン中に17本塁打を放っていた主砲ヨエニス・セスペデスを放出すると、今オフにもトレードで29本塁打のジョシュ・ドナルドソンを放出。加えてこのモスの放出により、3名で71発分が消えたことになる。それに続くのが12本塁打のジョシュ・レディックと10本塁打のデレク・ノリス、またドナルドソンとのトレードで獲得した12本塁打のブレット・ローリー。迫力不足感は否めない。

 映画「マネー・ボール」でも有名なビリー・ビーンGMがこれからどのような補強策に打って出るのか。開幕したばかりのウィンター・ミーティングに注目だ。

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