オフになると気になるのが、野球に関する番組の情報。キャンプインまで1カ月とちょっと、シーズン開幕までは約3カ月の間、野球ファンにとっては寂しい期間となるが、その中で選手の番組出演や、プロ野球関連の番組というのは、ファンにとって数少ない楽しみのひとつとなる。

　18日は、NHK・BS1でドキュメンタリーが2本放送される。1本目は今年5月に放送されて話題を呼んだ日本ハム・斎藤佑樹に迫ったドキュメント。高校・大学と常にスターであり続けた男の挫折。同期である田中将大の活躍を尻目に、プロの世界でもがく“ハンカチ王子”に迫った番組になっている。

　2本目はNPB入りを目指す独立リーグにスポットを当てたドキュメント。ロッテの角中勝也や中日の又吉克樹など、四国アイランドリーグplus出身の選手の活躍が目立つ近年であるが、それはほんの一部。厳しい生活を強いられながらプロを目指すも、夢破れた選手たちに突きつけられる現実に迫る。

　18日放送の番組情報詳細は以下の通り。

＜放送予定＞
● "ハンカチ王子"の告白〜斎藤佑樹投手 再起への挑戦〜
（※5月27日放送）
　NHK・BS1 / 12月18日（木）　21時00分～21時43分（予定）

→“ハンカチ王子”こと日本ハムの斎藤佑樹投手に迫ったドキュメンタリー。今年の5月に放送され、「ハンカチ王子という呼ばれ方は好きではなかった」など、華やかな世界で一線級で活躍してきた世代のヒーローが見せた苦悩の一面が反響を呼んだ。“ハンカチ王子”と“斎藤佑樹”との間でもがき苦しむ斎藤の本音とは―。


● 夢のその先〜独立野球チーム 選手たちの決断〜
　（※四国放送で12月17日に放送）
　NHK・BS1 / 12月18日（木）　23時20分～23時45分（予定）

→四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスを舞台としたドキュメンタリー。月給10万円という厳しい生活の中、高校・大学とプロから声がかからなかった選手たちが最後のチャンスに賭けてやってくる独立リーグで、夢破れた選手に突きつけられる選択肢。野球を続けるべきか、辞めて就職するべきか―。大きな岐路に立たされた選手の決断に迫る。