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虎に残された最後の恋人 阪神・中村GMは腕の見せどころ

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去就に注目が集まる金子千尋。阪神の中村勝広GMはウデの見せ所だ
 今FA市場で最大の目玉となっているのがオリックス・金子千尋の去就。メジャー挑戦はなくなったものの、すんなりオリックス残留とはいかず、これから争奪戦になることが予想される。

 特に熱心な興味を寄せているのが阪神。毎年オフを賑わせる球団ながら、今年は“恋人”たちがこぞって残留を宣言。珍しくこれといった補強がないままになっている。そんなところで最後の最後でやって来た最大の見せ場に、虎は尻尾を振って待ち構える。

 阪神のGMを務める中村勝広氏は、オリックスでGMを務めていた04年のドラフトで金子を指名し、プロ野球界への扉を開いた張本人。06年には、監督と選手という関係で共に戦った仲でもあるのだ。 

 監督としては阪神“暗黒時代”の印象などから決してイメージが良いとは言えない中村氏ではあるが、その一方でGMとしての手腕は高く評価されている。特に阪神では、2年連続Bクラスに沈んだチームの再建という難しい使命を託されるも、その期待に応えて昨年、そして今年とチームを2年連続で2位に押し上げた。

 球団創設80周年を迎える来季は、是が非でも優勝を掴みたい阪神。メジャー移籍を強く望んでおり、何年チームにいられるのか不明な金子とはいえ、加われば悲願の優勝がグッと近づく大きな力となることは間違いない。

 代理人交渉を貫いている金子サイドに「会わせてほしいとは言った」と直接会談を要望したことを明かした中村GM。数パターンに渡る契約条件を用意し、直接会って熱意で“恋人”を口説き落とす作戦だ。果たして、今FA最後の大物を射止めることができるだろうか。


【中村勝広GMの実績】

オリックス時代(03年オフ~05年)

・FAで村松有人を獲得 → 5年間で2度、打率3割をクリアするなどリードオフマンとして活躍。
・トレードで菊地原毅を獲得 → 移籍初年度から最優秀中継ぎ投手に輝くなど、貴重な中継ぎ左腕として活躍。
・ドラフトでの“契約金0円枠” の廃止 → 「夢や憧れだけでプロに入団させるわけにはいかない」

阪神時代(12年オフ~)

・西岡剛、福留孝介とメジャー帰り組の両獲りに成功。
・コンラッドを獲得 → 24試合で打率.175、0本塁打、0打点に終わる。
・ブラゼルを解雇 → シーズン途中でロッテに入団すると、62試合で11本塁打、33打点。
・ゴメスの獲得 → 初年度から大暴れ。109打点を挙げ、打点王に輝く。
・呉昇桓を獲得 → 39セーブを挙げる活躍。クライマックスシリーズMVPも受賞。
・スタンリッジを解雇 → 26試合で11勝8敗、防御率3.30の活躍。

~ドラフトで獲得した選手~

オリックス時代(2004年)

自由枠 金子千尋 → 日本を代表する投手に。
2位 光原逸裕 → ルーキーイヤーに7勝をマーク。

阪神時代(2012年、2013年)

・12年
1位 藤浪晋太郎 → 松坂以来の高卒から2年連続2ケタ勝利。
2位 北條史也 → 21U・W杯で日本の準優勝に大きく貢献。
5位 金田和之 → 今季デビューを果たすと、中継ぎの一角として40試合に登板。
・13年
4位 梅野隆太郎 → ルーキーながら捕手としてチーム最多の92試合に出場し、7本塁打。
6位 岩崎優 → 1年目から5勝をマーク。谷間を埋める貴重な存在となった。
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