ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。12月18日と言うと、1990年のこの日に、国連総会で『すべての移民労働者とその家族に人権保護に関する国際条約』が採択されたことから“国際移民デー”として記念日に制定されている日。日本では、ちょうど100年前の1914年のこの日に東京駅の完成式が行われている。
移籍や契約更改も一段落し、野球熱も落ち着いてくる12月半ばではあるが、果たして2013年の12月18日、野球界ではどのような出来事が起こっていたのだろうか。1年前の答え合わせは以下の通り。
● メジャー挑戦のマーくんに先輩・岩村からエール
ポスティングシステムでのメジャーリーグ挑戦を目指す楽天の田中将大へ、メジャーを知る先輩であるヤクルトの岩村明憲がエールを送った。自身もポスティングシステムを使って夢を叶えた岩村は「僕は行かせてもらって良い経験ができた。田中にはもし行くなら頑張って欲しい」とコメント。岩村はメジャー希望を口にしてから4年経ってようやく認められたということもあり、難しさも重々承知しているが、それでも「もし行くなら肩や肘をしっかりケアして、ステージアップにつなげてほしい」と後輩の夢の実現を願った。
→ 球団との話し合いの末、ヤンキースへの移籍を果たした田中将大。オールスター前までに12勝を挙げるセンセーショナルな活躍を見せるも、岩村が指摘したヒジの怪我により7月以降はほぼ棒に振る結果となってしまった。エールを送った岩村も、「元に戻ってもう1回野球ができる体にする。岩村はまだやめていない」と決意を語り、減量を経て挑んだシーズンであったが、わずかに39試合の出場に留まり、オフに戦力外通告を受けた。
● 阪神・能見が契約更改 エースとしての自覚を見せるも…
阪神のエース・能見篤史が契約更改を行い、一発でサイン。優勝への課題としてコミュニケーション不足を主張。球団からの評価には「チームの柱としてやってもらっているという評価をいただいた」と満足気だったが、「全体でいい方向にいかないといけない。うまくコミュニケーションしながら、キャッチボールしないとお互いのことはわからない」と意思疎通の重要性を訴求。「チームが勝利に向かっていけるように、しっかりと先頭に立ってやっていかないといけない」と、投手陣のリーダーとして、エースとしての自覚を見せた。
→ 今季は開幕から苦しみ、連続2ケタ勝利が3年でストップ。去就も注目されたところだが、FA権を行使しての残留で事実上の“生涯虎宣言”。しかし、エースという称号に関しては「その言葉から解放してくださいよ。僕がそんなん言われてるようじゃダメ」とエース返上を宣言。一歩引くことで若手の奮起を促した。
● 巨人・亀井が契約更改 「もっと結果を…」
巨人の亀井義行が契約更改を行い、400万円アップの4000万円でサイン。ケガにより出遅れるも、5月以降は主力として86試合に出場。打率.257、3本塁打、25打点の成績を残した。「後半戦は少し巻き返せたと思うが満足はしていない。もっと結果を出さないと」と来季(14年)の巻き返しを誓った。
→ 巻き返しを誓った今季もキャンプで右手人差し指を骨折し、開幕絶望。それでも6月に復帰すると、軒並み調子を落とす打線の中で起爆剤として活躍。交流戦MVPにも輝くなど、チームの救世主となった。しかし、8月には肉離れを発症して登録抹消。打率.296、8本塁打、26打点の成績を残すも、出場は69試合どまり。今年もケガに泣いた。
● 田中賢介がレンジャーズとマイナー契約で合意
ジャイアンツでプレーしていた田中賢介がレンジャーズとマイナー契約で合意した。海外FA権を行使して海を渡った田中はマイナーで開幕を迎えるも、7月にメジャーデビューを果たすと15試合に出場して打率.267、2打点をマーク。慣れない外野の守備にも就いていた。招待選手としてメジャーのキャンプに参加することも決定しており、再びメジャー昇格を目指す。
→ メジャーを目指し、AAAのラウンドロックでは62試合の出場で打率.258、4本塁打、26打点と奮闘するも、昇格は叶わず。7月に自由契約となると、その後もアメリカでのプレー先を探したが、移籍先は見つからず。12月16日に古巣・日本ハムへの復帰が決まった。
移籍や契約更改も一段落し、野球熱も落ち着いてくる12月半ばではあるが、果たして2013年の12月18日、野球界ではどのような出来事が起こっていたのだろうか。1年前の答え合わせは以下の通り。
● メジャー挑戦のマーくんに先輩・岩村からエール
ポスティングシステムでのメジャーリーグ挑戦を目指す楽天の田中将大へ、メジャーを知る先輩であるヤクルトの岩村明憲がエールを送った。自身もポスティングシステムを使って夢を叶えた岩村は「僕は行かせてもらって良い経験ができた。田中にはもし行くなら頑張って欲しい」とコメント。岩村はメジャー希望を口にしてから4年経ってようやく認められたということもあり、難しさも重々承知しているが、それでも「もし行くなら肩や肘をしっかりケアして、ステージアップにつなげてほしい」と後輩の夢の実現を願った。
→ 球団との話し合いの末、ヤンキースへの移籍を果たした田中将大。オールスター前までに12勝を挙げるセンセーショナルな活躍を見せるも、岩村が指摘したヒジの怪我により7月以降はほぼ棒に振る結果となってしまった。エールを送った岩村も、「元に戻ってもう1回野球ができる体にする。岩村はまだやめていない」と決意を語り、減量を経て挑んだシーズンであったが、わずかに39試合の出場に留まり、オフに戦力外通告を受けた。
● 阪神・能見が契約更改 エースとしての自覚を見せるも…
阪神のエース・能見篤史が契約更改を行い、一発でサイン。優勝への課題としてコミュニケーション不足を主張。球団からの評価には「チームの柱としてやってもらっているという評価をいただいた」と満足気だったが、「全体でいい方向にいかないといけない。うまくコミュニケーションしながら、キャッチボールしないとお互いのことはわからない」と意思疎通の重要性を訴求。「チームが勝利に向かっていけるように、しっかりと先頭に立ってやっていかないといけない」と、投手陣のリーダーとして、エースとしての自覚を見せた。
→ 今季は開幕から苦しみ、連続2ケタ勝利が3年でストップ。去就も注目されたところだが、FA権を行使しての残留で事実上の“生涯虎宣言”。しかし、エースという称号に関しては「その言葉から解放してくださいよ。僕がそんなん言われてるようじゃダメ」とエース返上を宣言。一歩引くことで若手の奮起を促した。
● 巨人・亀井が契約更改 「もっと結果を…」
巨人の亀井義行が契約更改を行い、400万円アップの4000万円でサイン。ケガにより出遅れるも、5月以降は主力として86試合に出場。打率.257、3本塁打、25打点の成績を残した。「後半戦は少し巻き返せたと思うが満足はしていない。もっと結果を出さないと」と来季(14年)の巻き返しを誓った。
→ 巻き返しを誓った今季もキャンプで右手人差し指を骨折し、開幕絶望。それでも6月に復帰すると、軒並み調子を落とす打線の中で起爆剤として活躍。交流戦MVPにも輝くなど、チームの救世主となった。しかし、8月には肉離れを発症して登録抹消。打率.296、8本塁打、26打点の成績を残すも、出場は69試合どまり。今年もケガに泣いた。
● 田中賢介がレンジャーズとマイナー契約で合意
ジャイアンツでプレーしていた田中賢介がレンジャーズとマイナー契約で合意した。海外FA権を行使して海を渡った田中はマイナーで開幕を迎えるも、7月にメジャーデビューを果たすと15試合に出場して打率.267、2打点をマーク。慣れない外野の守備にも就いていた。招待選手としてメジャーのキャンプに参加することも決定しており、再びメジャー昇格を目指す。
→ メジャーを目指し、AAAのラウンドロックでは62試合の出場で打率.258、4本塁打、26打点と奮闘するも、昇格は叶わず。7月に自由契約となると、その後もアメリカでのプレー先を探したが、移籍先は見つからず。12月16日に古巣・日本ハムへの復帰が決まった。