ニュース 2014.12.21. 13:04

松坂、島袋、藤浪 来季は平成の春夏連覇投手が揃い踏み

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メジャー通算56勝を挙げ、来季からはソフトバンクの一員として9年ぶりに日本復帰を果たす松坂大輔 [Getty Images]
 ストーブリーグも佳境を迎え、各球団とも来季へ向けた戦力が整いつつあるプロ野球界。そんな中、日本一連覇を目指すソフトバンクは、メジャー8年間で56勝を挙げた松坂大輔を獲得し、ドラフトでは中央大学の島袋洋奨を5位指名で補強した。

 松坂と島袋と言えば、ともに高校時代に春夏連覇を経験。松坂は横浜(神奈川)、島袋は興南(沖縄)のエースとしてチームを牽引し、前例の少ない快挙を成し遂げた。さらに阪神には、大阪桐蔭を史上7校目の春夏連覇へ導いた藤浪晋太郎もいる。来季のNPBには、平成の春夏連覇投手が揃い踏みすることになった。

 昭和の前例を見ても、連覇の立役者となった主戦投手たちは全員がプロ入りしている(下記参照)。1962年に、史上初の同快挙の立役者となった作新学院(栃木)の八木沢壮六は、進学した早稲田大学でも輝かしい実績を残し67年にロッテ入り。現役生活で71勝をマークしたのち、指導者としても長きに渡り活躍した。

 中京商(現中京大中京・愛知)のエース・加藤英夫は、3年時の66年に春夏とも一人で投げ抜き史上2チーム目となる連覇に貢献。同年のドラフトで近鉄から指名を受け、76年に現役を退いた。公立高で唯一の春夏連覇校として知られる箕島(和歌山)は、79年にエースの石井毅を擁し3校目の快挙を達成。夏の三回戦、星稜(石川)との延長18回の死闘は語り草となっており、石井は社会人を経て83年に西武入りを果たした。

 4校目は87年のPL学園(大阪)。KKコンビの2学年下で、のちに全員がプロ入りすることになる野村弘樹、橋本清、立浪和義、片岡篤史を中心に他校を圧倒。1学年下にも宮本慎也がおり、KK時代を上回る豪華布陣で昭和最後の春夏連覇チームとなった。

 平成以降は前述の通り、98年の横浜は甲子園連覇だけではなく、神宮大会と国体でも優勝し完全制覇。10年の興南、12年の大阪桐蔭は、島袋、藤浪両エースの活躍もさることながら打線の破壊力も目を引いた。

 松坂と島袋はチームメイトだが、藤浪との投げ合いは野球ファンとしては見逃せない。来季から交流戦は1カード3試合制に減少するが、甲子園を沸かせた英雄同士の投げ合いに期待したいところだ。

【甲子園の春夏連覇達成校と当時の主戦投手】

●1962年 作新学院(栃木)
主戦投手:八木沢壮六→67年ロッテ入り

●1966年 中京商(愛知)
主戦投手:加藤英夫→67年近鉄入り

●1979年 箕島(和歌山)
主戦投手:石井毅→83年西武入り

●1987年 PL学園(大阪)
主戦投手:野村弘樹→88年横浜入り 橋本清→88年巨人入り

●1998年 横浜(神奈川)
主戦投手:松坂大輔→99年西武入り

●2010年 興南(沖縄)
主戦投手:島袋洋奨→15年ソフトバンク入り

●2012年 大阪桐蔭
主戦投手:藤浪晋太郎→13年阪神入り

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