CSファイナルステージ第1戦は、阪神先発・藤浪が7回、6被安打、1失点に抑えCS初勝利を手にした。藤浪は6回まで2被安打に抑えるも、4点リードの7回、先頭の4番阿部にソロ本塁打を浴びると、3連打で無死満塁のピンチを招く。しかし、代打セペダを併殺、続く代打井端を一飛に打ち取り、ピンチを脱した藤浪は雄たけびを上げた。

藤浪のヒーローインタビュー（全文）

Q　この大歓声を全身に浴びて気分はいかがですか？
「とりあえず初戦を取りたかったので、良かったと思います」

Q　この大舞台の初戦はいかがでしたか？
「短期決戦ということで、独特な雰囲気もありましたし、いつもと違う緊張感もありましたが、その中で粘って投げることが出来ました」

Q　初戦いくぞと言われたのはいつでしたか？
「ファーストステージの勝ち上がりが決まったときに、初戦はお前でいくぞと言っていただきました」

Q　その瞬間どんな気持ちになりました？
「初戦大事になってくるので、自分の力でチームに流れを作れるようにと思いました」

Q　この試合最大の試練は7回ノーアウト満塁のピンチがありました。あの場面はどのように立ち向かいましたか？
「逆に開き直って、思い切って行くしかないと思って腕を振りました」

Q　和田監督以下、変えるそぶりは一切ありませんでした。託されたあの瞬間の気持ちは？
「そういう意味で苦しい場面で信頼してもらっているので、その期待に応えられるようにできてよかったと思います」

Q　あのピンチを抑えた瞬間、雄たけびとガッツポーズがありましたね。
「普段なかなか、そういうのが出ない人間なんですけど、はい」

Q　レギュラーシーズンでは、巨人戦勝つことが出来ませんでした。最高の舞台で借りを返したのではないですか？
「シーズン中は巨人戦、ひとつも勝てなかったので、大事な試合で1つ勝ててよかったと思います」

Q　初戦で役割を見事に果たしました。これからのチーム、藤浪さんのお気持ちを教えてください。
「日本一しか目指すところがないので、チーム一丸になって頑張っていきたいと思います」

【藤浪の投球詳細】
7回、6被安打、6奪三振、1失点