ニュース 2014.12.25. 06:40

1年前の12月25日を答え合わせ! 田中に贈られたプレゼントは“メジャー容認”

無断転載禁止
話し合いの末、ついに夢への扉を開いた田中将大[Getty Images]
 1年前の野球界が何が行われていたかを振り返る「1年前の答え合わせ」。

 12月25日、世間はクリスマス。日本では田中将大がメジャー挑戦の夢を叶えるチャンスをもらい、ロッテ・伊東勤監督はかつての愛弟子を獲得。加えて海の向こうトロントでは、カワサキの再契約にファンが歓喜した。各地で喜びの声が聞こえたクリスマス、“プレゼント”として贈られた彼らのその後の活躍ぶりはどうだったのか、2013年12月25日に起こった出来事は以下の通り。


● ロッテ涌井が誕生 自主トレ仲間の唐川と早くも火花?

 西武からFA宣言した涌井秀章がロッテへの入団会見を行なった。3年ぶりにAクラスに入りながらも2ケタ投手ゼロに終わった投手陣の柱として大きな期待を寄せられる。自身の自主トレ仲間である唐川侑己が「涌井さんをローテから追い出すつもりでやる」と発言したのに対し、「からあげ君、自分が逆に追い出してやろうかなと思います」と早くもライバル関係が垣間見えた。

→ 大きな期待を受けたシーズンであったが、成績は8勝12敗で防御率4.21と借金4つ。唐川も不振に苦しみ、一時は中継ぎへと配置転換するなど4勝9敗で防御率4.66。お互いに厳しいシーズンとなり、先発陣全体を見ても2ケタ勝利に到達がルーキーの石川歩ただ一人という結果に終わった。


● 田中将大のポスティングを楽天が容認!

 楽天が、田中将大のポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認することを発表。新ポスティングシステムの上限額2000万ドル(当時約20億8000万円)で移籍を容認させることに難色を示していた球団側も、最終的には「夢をかなえさせてあげたい」という形でまとまった。

→ 夢への扉が開いた田中は、ヤンキースと7年総額161億円という超大型契約を結び、念願のメジャーデビューを果たす。ヒジの負傷により現地時間7月8日の試合を最後に長期離脱を余儀なくされ、シーズン最終盤まで復帰に時間を要したものの、13勝5敗で防御率2.77と鮮烈なデビューを飾った。


● 川崎の残留にトロントのファンが歓喜「クリスマスの奇跡」

 ブルージェイズからFAとなっていた川崎宗則が、マイナー契約での再契約を締結。スプリングトレーニングには、メジャー招待選手として参加する。日本人離れしたキャラクターと人当たりの良さで絶大な人気を誇る“エンター・テイナー”川崎宗則。日本復帰の可能性も報じられていただけに、ファンはツイッター上で「クリスマスの奇跡だ」「来季が待ち切れない」と喜びを爆発させた。

→ チームに欠かせない戦力として、82試合に出場。打率は自己最高の.258をマークし、安打数も最多の62安打を記録した。現在は去就が不明となっており、またもトロントのファンがヤキモキしているところ。7日の野球教室では「80:20」と数字はどちらとも明かさなかったものの、気持ちは決まりつつあることを明言。果たして、カワサキの去就は…。
ポスト シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西