パ・リーグ新人王に輝いた石川歩(ロッテ)が8日、契約更改交渉に臨み、2200万円増の3700万円(金額は推定)でサインした。ルーキーイヤーの今季は、成瀬善久や唐川侑己といった経験豊富な先発投手陣が相次いで不調に苦しむ中、チーム最多の10勝(8敗)を挙げ、防御率3.43の成績を残した。
大幅アップで契約更改した石川に待ち受けるのが“2年目のジンクス”。一般的に1年目に結果を残すも、2年目に成績を落とす選手のことを指す。実際このジンクスにハマり、本来の調子を取り戻せず苦しんだ選手というのも少なくない。
しかし、石川には心強いひとつのデータがある。それは、パ・リーグの過去5年の新人王を受賞した投手は、2年目も安定した成績を残しているということだ。09年新人王の摂津正(ソフトバンク)は、2年目にリーグ最多の71試合に登板すると、2年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
12年新人王の益田直也(ロッテ)も、2年目には守護神としてリーグ最多の33セーブをマーク。13年新人王の則本昂大(楽天)は、2年目の今季、夏場に不調でリリーフへの配置転換も経験したが、最終的には14勝をマークし、球団では田中将大(ヤンキース)も成し遂げられなかった新人から2年連続で2桁勝利を達成。最多奪三振のタイトルも獲得している。
直近の2年では、益田に則本と2年目に個人タイトルを獲得している。石川も近年の良い流れを継承するような活躍で“2年目のジンクス”をはね除け、さらなる飛躍を遂げたいところだ。
摂津正(ソフトバンク)
【2009】70試合5勝2敗0S 防御率1.47
【2010】71試合4勝3敗1S 防御率2.30
・2010年新人王
榊原諒(日本ハム)※2年目で受賞
【2010】39試合10勝1敗0S 防御率2.63
【2011】60試合1勝3敗0S 防御率1.66
・2011年新人王
牧田和久(西武)
【2011】55試合5勝7敗22S 防御率2.61
【2012】27試合13勝9敗0S 防御率2.43
・2012年新人王
益田直也(ロッテ)
【2012】72試合2勝2敗1S 防御率1.67
【2013】68試合2勝6敗33S 防御率2.76
・2013年新人王
則本昂大(楽天)
【2013】27試合15勝8敗0S 防御率3.34
【2014】30試合14勝10敗0S 防御率3.02
・2014年新人王
石川歩(ロッテ)
【2014】25試合10勝8敗0S 防御率3.43
【2015】?
【タイトル】最優秀中継ぎ投手
益田直也(ロッテ)
【タイトル】最多セーブ
則本昂大(楽天)
【タイトル】最多奪三振
大幅アップで契約更改した石川に待ち受けるのが“2年目のジンクス”。一般的に1年目に結果を残すも、2年目に成績を落とす選手のことを指す。実際このジンクスにハマり、本来の調子を取り戻せず苦しんだ選手というのも少なくない。
しかし、石川には心強いひとつのデータがある。それは、パ・リーグの過去5年の新人王を受賞した投手は、2年目も安定した成績を残しているということだ。09年新人王の摂津正(ソフトバンク)は、2年目にリーグ最多の71試合に登板すると、2年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
12年新人王の益田直也(ロッテ)も、2年目には守護神としてリーグ最多の33セーブをマーク。13年新人王の則本昂大(楽天)は、2年目の今季、夏場に不調でリリーフへの配置転換も経験したが、最終的には14勝をマークし、球団では田中将大(ヤンキース)も成し遂げられなかった新人から2年連続で2桁勝利を達成。最多奪三振のタイトルも獲得している。
直近の2年では、益田に則本と2年目に個人タイトルを獲得している。石川も近年の良い流れを継承するような活躍で“2年目のジンクス”をはね除け、さらなる飛躍を遂げたいところだ。
過去5年の新人王とその翌年の成績
・2009年新人王摂津正(ソフトバンク)
【2009】70試合5勝2敗0S 防御率1.47
【2010】71試合4勝3敗1S 防御率2.30
・2010年新人王
榊原諒(日本ハム)※2年目で受賞
【2010】39試合10勝1敗0S 防御率2.63
【2011】60試合1勝3敗0S 防御率1.66
・2011年新人王
牧田和久(西武)
【2011】55試合5勝7敗22S 防御率2.61
【2012】27試合13勝9敗0S 防御率2.43
・2012年新人王
益田直也(ロッテ)
【2012】72試合2勝2敗1S 防御率1.67
【2013】68試合2勝6敗33S 防御率2.76
・2013年新人王
則本昂大(楽天)
【2013】27試合15勝8敗0S 防御率3.34
【2014】30試合14勝10敗0S 防御率3.02
・2014年新人王
石川歩(ロッテ)
【2014】25試合10勝8敗0S 防御率3.43
【2015】?
過去5年、新人王に輝いた翌年にタイトル獲得した選手
摂津正(ソフトバンク)【タイトル】最優秀中継ぎ投手
益田直也(ロッテ)
【タイトル】最多セーブ
則本昂大(楽天)
【タイトル】最多奪三振