ニュース 2014.12.30. 07:00

1年前の12月30日を答え合わせ! “レジェンド”が“レジェンド”である所以

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人々を勇気づけたプレー、選手に贈られる「ジョージア魂賞」の特別賞も受賞した山本昌
 ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。年越しを目前に迎え、来季への展望が多く聞かれた2013年12月29日の出来事は以下の通り。


● 中日・山本昌「休みは1日」 

 中日の山本昌が、ナゴヤ球場で自主トレを敢行。寒風が吹く無人の外野グラウンドを走り、隣接する屋内練習場のウエートトレーニング場で汗を流した。「明日も来るかも。休むとしても1日ぐらいかな。本格的にやり始めたら休めないんでね」と山本昌。現役最年長投手はストイックに新年を迎える。

→ 開幕から不振にあえぐも、9月に一軍昇格を果たし、最年長勝利記録を見事更新。登板や先発、投げるだけでなく打席など、グラウンドに立つことで様々な記録を更新して見せた。来季はついに50歳を迎える球界の“レジェンド”。その活躍がたのしみだ。


● 「年男」森野が新生竜の主役になる!

 2014年7月28日に36歳の誕生日を迎える午(うま)年生まれの中日・森野将彦が堂々の“主役”宣言だ。「野球人生で年男を迎えるのはこれが最後。本当の意味で復活の年にしたい。今までおとなしくやってましたけど、主役になりますよ」と力強く語った森野。背番号も「30」から「7」に変更して迎える特別な年へ、強い思いを口にした。

→ ファーストのレギュラーとして141試合に出場。チームトップの86打点をマークし、ゴールデングラブ賞も受賞した。まだまだ老け込む歳ではないことを見せつけた森野の来シーズンにも注目だ。


● ヤクルト女性がファン増へ「つばみ会」結成

 ヤクルトが女性ファン拡大のため、開幕前に女性ファンとの交流会「つばみ会」実施案を検討していることが分かった。球団マスコット「つば九郎」の妹にあたる「つばみ」を会長とする女性ファンの会「つばみ会」を結成し、若手とイベントを行う計画だという。最下位からの巻き返しに向け、ファン、特に黄色い声援は必要不可欠。「つばガール」は、広島の「カープ女子」、オリックスの「オリ嬢」に対抗する新勢力となり得るか…。

→ 計画していた「つばみ会」の実現は残念ながらなく、「つばガール」というワードもそれほど浸透せず。それでも山田哲人を筆頭に若手の台頭あり、ハタチを迎えたつば九郎の圧倒的な人気ありと伸びしろは十分。大型補強を敢行して迎える来季、ヤクルトが快進撃を見せる時、その傍にはきっと強力な「つばガール」たちがついているに違いない。
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