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2015シーズンの注目ワード『正捕手争い』 扇の要を守るのは…

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21U・W杯も経験し、飛躍に期待がかかるDeNA・高城俊人も注目の一人。
 新シーズンを迎える前に、今年のプロ野球界を見て行く上でキーワードになりそうなことをベースボールキング編集部が勝手に選定して紹介する今シーズンの“注目ワード”。ここでは、各球団で勃発することが予想される『正捕手争い』について触れていきたい。

 どのチームも苦しむのが捕手の世代交代。ひとつしかないというポジション柄、実戦で経験を積む機会が限られてしまうという点や、育てるよりも実績ある選手を獲得してくる方が手っ取り早いことから、FAなどに頼りがちで若手を育てる機会を損失しているということが理由に挙げられる。

 振り返ってみると、2008年から2014年まで、ここ7年続けて捕手のFA移籍が実現している(※下記参照)。

2008 相川亮二(横浜→ヤクルト)、野口寿浩(阪神→横浜)
2009 橋本将(ロッテ→横浜)
2010 藤井彰人(楽天→阪神)、細川亨(西武→ソフトバンク)
2011 鶴岡一成(巨人→DeNA)
2012 日高剛(オリックス→阪神)
2013 鶴岡慎也(日本ハム→ソフトバンク)、山崎勝己(ソフトバンク→オリックス)
2014 相川亮二(ヤクルト→巨人)

 中には玉突き的な異動もあり、自前で若い捕手を育てようという流れは薄れつつあるのが近年の傾向だと言っていいだろう。そんな流れを打ち破り、台頭してくる若手は現れるのか。名捕手・野村克也氏曰く、「名捕手あるところに覇権あり」。各地で繰り広げられることが予想される“扇の要”を巡る争いに注目!


正捕手争いに挑む注目選手たち

・福岡ソフトバンクホークス
山下斐紹(昨季1試合)
→ 今季から登録名を「斐紹(あやつぐ)」に変更。10年ドラフト1位の逸材が殻を破れるか。

・千葉ロッテマリーンズ
全員
→ 里崎が引退し、若手捕手の多いロッテは正捕手争いの最激戦地。田村龍弘、吉田裕太、江村直也ら若手に加え、金沢岳、川本良平、さらにはルーキーの寺嶋寛大まで、誰が勝ち抜いても不思議ではない。

・埼玉西武ライオンズ
森友哉(昨季41試合)
→ 昨季鮮烈なデビューを飾った森と、悩んだ末にFA権を行使せず、残留を選んだ炭谷銀仁朗の一騎打ち。かつての伊東vs細川、細川vs炭谷のような捕手の世代交代の歴史は繰り返されるのだろうか。

・読売ジャイアンツ
小林誠司(昨季63試合)
→ 阿部のコンバートにより、小林誠司とFA加入の相川亮二の一騎打ちが予想される。その他では育成出身の24歳・河野元貴にも注目。

・阪神タイガース
梅野隆太郎(昨季92試合)
→ ルーキーながら最多の92試合に出場した梅野だが、最終盤は出番を減らす悔しいシーズンとなった。2年目の今季、正捕手の座を掴むことはできるか。

・横浜DeNAベイスターズ
高城俊人(昨季48試合)
嶺井博希(昨季11試合)
→ 27歳の若さで109試合に出場した黒羽根利規がいるが、それを脅かす2人の若手に注目。高城は21U・W杯も経験。成長を見せつけたいところだ。
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