ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。
選手たちがそれぞれの場所で新シーズンへ向けて準備を進めるこの時期、広島で名物となっているのが歯科検診での咬合力検査。近年は毎年のように“ピラニア級”の噛む力を持った大物ルーキーが出現し、話題を呼んでいるが、今年のルーキーは特にスゴい!?
2014年1月15日の出来事は以下の通り。
● 広島・ドラ3田中浩広輔、歯科検診で“ピラニア級”のお墨付き?
広島の合同自主トレがスタート。この日は市内の「口腔保健センター」で新人5人が歯科検診を受診。5人の中で咬合力(こうごうりょく=噛む力)が最も強いと診断されたのがドラフト3位の田中広輔だった。前年に10代男性の平均値(618ニュートン)の2倍超という1290ニュートンを記録し、ピラニアの祖先であるメガピラニアに匹敵すると話題になった美間優槻には及ばなかったものの、田中は1143ニュートンを記録した。ちなみに本人は「意識したことがなかった」とのこと。
→ 今年はさらなる“大物”が出現した。14日に行われた歯科検診で、ドラフト3位の塹江(ほりえ)敦哉が、13年の美間をも上回る1385.5ニュートンを記録。さらに、ドラフト5位の桑原樹が1303.5ニュートン、4位の藤井皓哉は1276.2ニュートンとこちらも高い数値をマークするなど、今年のルーキーは豊作な模様。野球の方の期待も膨らむ。ちなみに、“普通のピラニア級”の評価を受けた田中は1年目から110試合に出場し、規定には到達しなかったものの打率.292、9本塁打と堂々の成績を残している。
● オリックス佐藤達也の目標は「70試合登板」
パ・リーグ最優秀中継ぎ投手に輝いたオリックスの佐藤達也が自主トレを公開。新シーズンの目標に、前年の67試合を上回る「70試合登板」を掲げた。「真っすぐだけでいつまでも抑えられるわけではない」とブルペンでは変化球の軌道を確かめた佐藤。特にフォークボールの精度向上に力を入れており、「勝負どころで空振りを取れるようになりたい」と語った。
→ チームが熾烈な優勝争いを繰り広げるプレッシャーの中、70試合には届かなかったものの、前年と同じ67試合に登板。防御率は1.09と抜群の安定感を誇り、2年連続で最優秀防御率のタイトルも獲得した。
● ソフトバンク松中、18年目の肉体改造でレギュラー奪取へ
ソフトバンクの松中信彦がグアムでの自主トレを公開。一塁には獲得した李大浩の起用が決定的ということもあり、「(自分は)指名打者だと思う。打つしかない。そこしか出るところはない」とバット一本での勝負に勝ち抜くことを決意した。新シーズンへ向けた改革として、巨人時代の清原を鍛えるなど肉体改造トレーナーとして定評のあるケビン山崎氏と契約。背水の覚悟で挑む18年目のシーズンへ向け、体をいじめ抜く。
→ 1月の時点で「体は100%。悔いなくやるだけ。自分に期待しています。最後に意地を見せたい」と語っていた松中であったが、待ち受けていたのは苦しいシーズン。ファームでは32試合で打率.406、5本塁打と貫録を見せたものの、一軍では33試合の出場で放った安打はわずかに3本。進退にも注目が集まったが、「いつでも辞める覚悟はあるが、球団とファンに恩返しがしたい」と述べ、現状維持で契約を更改。すでに19年目のシーズンへ向け、始動している。
選手たちがそれぞれの場所で新シーズンへ向けて準備を進めるこの時期、広島で名物となっているのが歯科検診での咬合力検査。近年は毎年のように“ピラニア級”の噛む力を持った大物ルーキーが出現し、話題を呼んでいるが、今年のルーキーは特にスゴい!?
2014年1月15日の出来事は以下の通り。
● 広島・ドラ3田中浩広輔、歯科検診で“ピラニア級”のお墨付き?
広島の合同自主トレがスタート。この日は市内の「口腔保健センター」で新人5人が歯科検診を受診。5人の中で咬合力(こうごうりょく=噛む力)が最も強いと診断されたのがドラフト3位の田中広輔だった。前年に10代男性の平均値(618ニュートン)の2倍超という1290ニュートンを記録し、ピラニアの祖先であるメガピラニアに匹敵すると話題になった美間優槻には及ばなかったものの、田中は1143ニュートンを記録した。ちなみに本人は「意識したことがなかった」とのこと。
→ 今年はさらなる“大物”が出現した。14日に行われた歯科検診で、ドラフト3位の塹江(ほりえ)敦哉が、13年の美間をも上回る1385.5ニュートンを記録。さらに、ドラフト5位の桑原樹が1303.5ニュートン、4位の藤井皓哉は1276.2ニュートンとこちらも高い数値をマークするなど、今年のルーキーは豊作な模様。野球の方の期待も膨らむ。ちなみに、“普通のピラニア級”の評価を受けた田中は1年目から110試合に出場し、規定には到達しなかったものの打率.292、9本塁打と堂々の成績を残している。
● オリックス佐藤達也の目標は「70試合登板」
パ・リーグ最優秀中継ぎ投手に輝いたオリックスの佐藤達也が自主トレを公開。新シーズンの目標に、前年の67試合を上回る「70試合登板」を掲げた。「真っすぐだけでいつまでも抑えられるわけではない」とブルペンでは変化球の軌道を確かめた佐藤。特にフォークボールの精度向上に力を入れており、「勝負どころで空振りを取れるようになりたい」と語った。
→ チームが熾烈な優勝争いを繰り広げるプレッシャーの中、70試合には届かなかったものの、前年と同じ67試合に登板。防御率は1.09と抜群の安定感を誇り、2年連続で最優秀防御率のタイトルも獲得した。
● ソフトバンク松中、18年目の肉体改造でレギュラー奪取へ
ソフトバンクの松中信彦がグアムでの自主トレを公開。一塁には獲得した李大浩の起用が決定的ということもあり、「(自分は)指名打者だと思う。打つしかない。そこしか出るところはない」とバット一本での勝負に勝ち抜くことを決意した。新シーズンへ向けた改革として、巨人時代の清原を鍛えるなど肉体改造トレーナーとして定評のあるケビン山崎氏と契約。背水の覚悟で挑む18年目のシーズンへ向け、体をいじめ抜く。
→ 1月の時点で「体は100%。悔いなくやるだけ。自分に期待しています。最後に意地を見せたい」と語っていた松中であったが、待ち受けていたのは苦しいシーズン。ファームでは32試合で打率.406、5本塁打と貫録を見せたものの、一軍では33試合の出場で放った安打はわずかに3本。進退にも注目が集まったが、「いつでも辞める覚悟はあるが、球団とファンに恩返しがしたい」と述べ、現状維持で契約を更改。すでに19年目のシーズンへ向け、始動している。