新シーズンを迎える前に、今年のプロ野球界を見て行く上でキーワードになりそうなことを取り上げる今シーズンの“注目ワード”。ここでは、『右打者』にフォーカスを当てた。
右の強打者不足が球界の課題として叫ばれる昨今。しかし、過去10年を振り返ってみると、シーズン打率5傑で『右打者』が過半数を上回ったというシーズンがパ・リーグで4回、セ・リーグでは7回もある。外国人選手を含んでいるとはいえ、昨季は日本人右打者の最多安打記録を塗り替えたヤクルトの山田哲人や、守備だけでなく打撃面で飛躍を見せた広島の菊池涼介など、若い日本人『右打者』の活躍が目を引いた。
“左打者全盛”と言われた時代に終止符を打ち、新たなる『右打者』の時代へ。今年中の記録達成に期待がかかる選手と、これから時代を作っていくであろうブレイク候補の選手、そして復活を期す選手と3つの部門に分け、今シーズン注目の『右打者』たちを紹介する。
● 記録達成に期待がかかる『右打者』
・内川聖一(ソフトバンク)
☆8年連続打率3割
(落合博満氏を抜き、プロ野球右打者史上最長)
・和田一浩(中日)
☆通算2000本安打:あと15本
・谷佳知(オリックス)
☆通算2000本安打:あと77本
・新井貴浩(広島)
☆通算300本塁打:あと20本
・中村剛也(西武)
☆通算300本塁打:あと28本
・村田修一(巨人)
☆通算1000打点:あと55打点
・井口資仁(ロッテ)
☆通算1000打点:あと60打点 ※日本通算
● ブレイクに期待がかかる『右打者』
・石川慎吾(日本ハム)
高卒4年目/22歳 外野手
☆パンチ力が魅力の外野手。プロ初本塁打を記録するなど経験を積んだ昨季を、ブレイクに向けたステップとすることができるだろうか。
・井上晴哉(ロッテ)
社会人出2年目/26歳 内野手
☆“アジャ”の愛称で親しまれ、オープン戦で大暴れを見せるも、開幕後は壁にぶち当たった。それでも、ブレイクへの登竜門フレッシュオールスターでMVPを獲得し、2年目の今季にかかる期待は大きい。
・山川穂高(西武)
大卒2年目/24歳 内野手
☆ファームで打率.321、21本塁打の大暴れ。一軍でも14試合で2本塁打を放った打力を武器にレギュラー不在のサード争いに名乗りを挙げる。
・鈴木誠也(広島)
高卒3年目/21歳 内野手
☆2年目の昨季はプロ初本塁打を放つなど、36試合で打率.344をマーク。今季のブレイク候補筆頭。
・桑原将志(DeNA)
高卒4年目/22歳 外野手
☆3年目の昨季、チャンスを掴んで53試合に出場。1試合5安打を記録し、5本目はサヨナラ打となった8月5日の試合や、月間2度目のサヨナラ打を放った8月30日の試合など、特に巨人戦で強烈な印象を残した。
● 復活を期す『右打者』
・谷佳知(オリックス)
19年目/42歳 外野手
☆古巣復帰で開幕スタメン入りを果たすも、その後は足のケガに悩まされ出場機会は激減。あと77本に迫っている2000本安打達成へ、復活が待たれる。
・新井貴浩(広島)
17年目/38歳 内野手
☆自ら自由契約となり、年俸90%ダウンで広島へ復帰。8年ぶりの古巣復帰で再起に賭ける。
・栗原健太(広島)
16年目/33歳 内野手
☆昨季はついに一軍出場ゼロ。新井の加入で更に立場は厳しくなるが、これをキッカケに再起への糸口を掴みたいところ。
右の強打者不足が球界の課題として叫ばれる昨今。しかし、過去10年を振り返ってみると、シーズン打率5傑で『右打者』が過半数を上回ったというシーズンがパ・リーグで4回、セ・リーグでは7回もある。外国人選手を含んでいるとはいえ、昨季は日本人右打者の最多安打記録を塗り替えたヤクルトの山田哲人や、守備だけでなく打撃面で飛躍を見せた広島の菊池涼介など、若い日本人『右打者』の活躍が目を引いた。
“左打者全盛”と言われた時代に終止符を打ち、新たなる『右打者』の時代へ。今年中の記録達成に期待がかかる選手と、これから時代を作っていくであろうブレイク候補の選手、そして復活を期す選手と3つの部門に分け、今シーズン注目の『右打者』たちを紹介する。
● 記録達成に期待がかかる『右打者』
☆8年連続打率3割
(落合博満氏を抜き、プロ野球右打者史上最長)
・和田一浩(中日)
☆通算2000本安打:あと15本
・谷佳知(オリックス)
☆通算2000本安打:あと77本
・新井貴浩(広島)
☆通算300本塁打:あと20本
・中村剛也(西武)
☆通算300本塁打:あと28本
・村田修一(巨人)
☆通算1000打点:あと55打点
・井口資仁(ロッテ)
☆通算1000打点:あと60打点 ※日本通算
● ブレイクに期待がかかる『右打者』
・石川慎吾(日本ハム)
高卒4年目/22歳 外野手
☆パンチ力が魅力の外野手。プロ初本塁打を記録するなど経験を積んだ昨季を、ブレイクに向けたステップとすることができるだろうか。
・井上晴哉(ロッテ)
社会人出2年目/26歳 内野手
☆“アジャ”の愛称で親しまれ、オープン戦で大暴れを見せるも、開幕後は壁にぶち当たった。それでも、ブレイクへの登竜門フレッシュオールスターでMVPを獲得し、2年目の今季にかかる期待は大きい。
・山川穂高(西武)
大卒2年目/24歳 内野手
☆ファームで打率.321、21本塁打の大暴れ。一軍でも14試合で2本塁打を放った打力を武器にレギュラー不在のサード争いに名乗りを挙げる。
・鈴木誠也(広島)
高卒3年目/21歳 内野手
☆2年目の昨季はプロ初本塁打を放つなど、36試合で打率.344をマーク。今季のブレイク候補筆頭。
・桑原将志(DeNA)
高卒4年目/22歳 外野手
☆3年目の昨季、チャンスを掴んで53試合に出場。1試合5安打を記録し、5本目はサヨナラ打となった8月5日の試合や、月間2度目のサヨナラ打を放った8月30日の試合など、特に巨人戦で強烈な印象を残した。
● 復活を期す『右打者』
・谷佳知(オリックス)
19年目/42歳 外野手
☆古巣復帰で開幕スタメン入りを果たすも、その後は足のケガに悩まされ出場機会は激減。あと77本に迫っている2000本安打達成へ、復活が待たれる。
・新井貴浩(広島)
17年目/38歳 内野手
☆自ら自由契約となり、年俸90%ダウンで広島へ復帰。8年ぶりの古巣復帰で再起に賭ける。
・栗原健太(広島)
16年目/33歳 内野手
☆昨季はついに一軍出場ゼロ。新井の加入で更に立場は厳しくなるが、これをキッカケに再起への糸口を掴みたいところ。