ニュース 2015.01.04. 16:35

ベースボールキング編集部が選ぶ 復活に期待したい選手トップ10

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今季から正式に内野手登録となる巨人の阿部慎之助 [Getty Images]
 昨季は侍ジャパンが日米野球で勝ち越すなど、若手選手の活躍が際立ったプロ野球界。だが、今年は広島への電撃復帰を発表した黒田博樹や、同じくソフトバンクで9年ぶりの日本球界復帰を果たす松坂大輔など、ベテラン選手が球界を盛り上げてくれそうだ。

 そこで今回は、独断と偏見で選んだ復活に期待したい選手をランキング形式で紹介。かつての輝きを取り戻し、復活の年にするのは誰だ。

【復活に期待したい選手トップ10】

●1位:阿部慎之助(巨人)
14年成績:打率.248(459-114) 19本塁打 57打点
通算成績:打率.287(6025-1730) 348本塁打 1037打点
→昨季はリーグワーストの打率.248を記録するなど、好守ともに低迷。今季からは正式に内野手登録となり一塁手として再起を図る。同じく捕手から野手に転向した和田と小笠原(ともに中日)は、36歳のシーズンで互いに打率3割をクリア。阿部自身は3割30本塁打を目標に掲げる。

●2位:井川慶(オリックス)
14年成績:8試合 2勝2敗 防御率3.82
NPB通算:219試合 93勝72敗 防御率3.21
MLB通算:16試合 2勝4敗 防御率6.66
→昨季は開幕ローテーション入りを果たし4月までに2勝を挙げたものの、以降は調子を落とし優勝を争うチームの力になれなかった。ストレートのキレを取り戻し、リーグ屈指の先発陣に割って入りたい。

●3位:松坂大輔(ソフトバンク)
14年成績:34試合 3勝3敗1セーブ 防御率3.89
NPB通算:204試合 108勝60敗1セーブ 防御率2.95
MLB通算:158試合 56勝43敗1セーブ 防御率4.45
→昨季はメッツの一員として、先発から中継ぎとチーム事情に沿って34試合に登板。だが、先発へのこだわりを捨てきれず9年ぶりの日本復帰を決断した。「先発・松坂」がどこまでやれるか注目が集まる。

●4位:浅尾拓也(中日)
14年成績:22試合 1勝1敗 防御率6.16
通算成績:366試合 37勝20敗20セーブ 防御率2.26
→昨季はキャンプ中に右肩を痛め、初登板が6月までずれ込んだ。復帰後も7月に6試合連続失点を喫するなど状態が上がらず、防御率はシーズン自己ワーストとなる6.16を記録。コンディションを整え、今季は開幕からブルペンを支えたい。

●5位:西岡剛(阪神)
14年成績:打率.237(38-9) 0本塁打 4打点
NPB通算:打率.292(3646-1064) 59本塁打 348打点
MLB通算:打率.215(233-50) 0本塁打 20打点
→昨季はポストシーズンで存在感を発揮するも、レギュラーシーズンでは開幕カードでの大ケガの影響でわずか9安打に終わった。阪神移籍後3年目の今季は、切込み隊長としてフルシーズン暴れ回りたい。

●6位:吉見一起(中日)
14年成績:3試合 0勝1敗 防御率4.20
通算成績:150試合 71勝32敗 防御率2.57
→昨季は7月8日のヤクルト戦で復帰登板を果たし、以降3試合に先発するも、再び右肘への不安を訴え7シーズンぶりの未勝利に終わった。吉見不在のここ2年はチームもBクラス。復権のためにこの男の復活は欠かせない。

●7位:館山昌平(ヤクルト)
14年成績:出場なし
通算成績:249試合 78勝55敗10セーブ 防御率3.09
→吉見同様、13年にトミー・ジョン手術を受け長期離脱。昨季は一軍キャンプスタートも、復帰登板を果たすことができなかった。チームはオフに積極補強を敢行し戦える陣容が揃った。あとはベテラン右腕の復帰待ちだ。

●8位:荻野貴司(ロッテ)
14年成績:打率.261(142-37) 3本塁打 15盗塁
通算成績:打率.272(908-247) 9本塁打 93盗塁
→昨季はキャンプから状態も良く一軍スタートも、6月22日の中日戦で左肩を骨折しそのまま二軍暮らし。相手投手が恐れる“ピノ”がフルシーズン戦えれば、ロッテの上位進出も見えてくる。

●9位:永井怜(楽天)
14年成績:5試合 0勝0敗 防御率6.00
通算成績:154試合 43勝43敗 防御率3.65
→かつては岩隈、田中と先発三本柱を形成し、09年から2年連続で2ケタ勝利をマークした。だが、近年は慢性的な右肩痛に悩まされ、昨季はプロ入り後初めて未勝利でシーズンを終えた。新指揮官の下で再び輝きを取り戻したい。

●10位:坂田遼(西武)
14年成績:出場なし
通算成績:打率.245(527-129) 16本塁打 68打点
→昨季の開幕前は中軸候補の一人に挙げられていたが、開幕前に左肩を痛めシーズンを棒に振った。かつて“左のおかわりくん”と称された素材だが、元々はバットコントロールに長けたアベレージヒッター。彼が復活すれば西武打線は怖い。
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