日本ハムは6日、今シーズン最初の実戦となる紅白戦を開催した。1チーム指名打者2人の打者10人で5回までの特別ルールで行われた試合は1－1の引き分け。栗山監督は「最初の試合にしては、反省材料もあるけど良かった」と手応えを口にした。

　中田翔や陽岱鋼、アメリカから復帰の田中賢介らは出場せず、若手主体で行われた初めての紅白戦。白組では早大ソフトボール部出身で話題を集めた大嶋匠が「6番・指名打者」でスタメン。赤組では大谷翔平が「4番・指名打者」でスタメン出場した。

　試合が動いたのは3回裏、この回から登板の紅組・乾真大に対して先頭の杉谷拳士が四球を選ぶと、続く9番石川亮は手堅く送ってチャンスメイク。10番の森本龍弥は中飛に倒れるも、1番の岸里亮佑がしぶとく左前へと運んで白組が先制に成功する。

　紅組は白組投手陣を前に0行進を続けるも、最終回に先頭の谷口雄也が死球で出塁。続く8番松本剛が送りバントを成功させると、9番の石川慎吾が四球を選んで一死一二塁のチャンス。10番の宇佐美塁大が捕邪飛に倒れ追い込まれたが、特例で1番の西川に代わって打席に入った石川亮が中前へと弾き返す同点タイムリー。土壇場で試合を振り出しに戻した。

　5回裏は三者凡退で終わり、結局1－1の引き分け。注目の大嶋匠は遊ゴロ、投ゴロの2打数無安打。大谷翔平は1打数無安打で四球をひとつ選んだ。その他、新外国人の2人は共に2打数無安打。昨年のパ・リーグ盗塁王・西川遥輝は2打数2安打1盗塁で貫禄を見せつけた。

2月6日　日本ハム・紅白戦 ＠名護

紅｜０００ ０１｜１
白｜００１ ００｜１

【白組】
1番（中）岸里亮佑 [2年目/20歳]
2番（遊）渡辺諒 [2年目/20歳]
3番（右）岡大海 [2年目/24歳]
4番（指）レアード [新外国人・28歳]
5番（左）鵜久森淳志 [11年目/28歳]
6番（指）大嶋匠 [4年目/25歳]
7番（一）北篤 [9年目/27歳]
8番（二）杉谷拳士 [7年目/24歳]
9番（捕）石川亮 [2年目/20歳]
10番（三）森本龍弥 [3年目/21歳]

● 投手
・大塚豊 [6年目/28歳] ＝ 2回2安打無失点
・新垣勇人 [3年目/30歳] ＝ 2回2安打無失点
・金平将至 [2年目/24歳] ＝ 1回1安打2四死球1失点

【紅組】
1番（三）西川遥輝 [5年目/23歳]
2番（遊）中島卓也 [7年目/24歳]
3番（指）ハーミッダ [新外国人・31歳]
4番（指）大谷翔平 [3年目/21歳]
5番（一）佐藤賢治 [9年目/27歳]
6番（捕）近藤健介 [4年目/22歳]
7番（中）谷口雄也 [5年目/23歳]
8番（二）松本剛 [4年目/22歳]
9番（右）石川慎吾 [4年目/22歳]
10番（左）宇佐美塁大 [3年目/21歳]

● 投手
・榎下陽大 [5年目/27歳] ＝ 2回1安打無失点
・乾真大 [5年目/27歳] ＝ 2回1安打1四球1失点
・斉藤勝 [5年目/27歳] ＝ 1回無安打無失点