10日、欧州代表に勝利した侍ジャパンは、11日も東京ドームで欧州代表と強化試合を行う。小久保裕紀監督が就任してからこれまで、13年に台湾遠征、14年には日米野球が行われた。そこで、小久保ジャパンに選出された投手陣がどのような成績を残してきたのか振り返っていきたい。

　小久保ジャパン発足後、登板数が最も多いのが西野勇士（ロッテ）、井納翔一（DeNA）の5試合。西野は侍ジャパンの守護神として3セーブを挙げ、10日の欧州代表戦でも1点リードの9回からマウンドに上がり1回を無失点に抑えている。井納は小久保監督就任後、3度全てに招集され、台湾遠征、日米野球で登板した。

　勝利数で見てみると、2勝以上している投手はいない。これまで白星を挙げているのは、武田翔太（ソフトバンク）、大瀬良大地（広島）、松葉貴大（オリックス）など8人となっている。

　11日に行う欧州代表との強化試合で、侍ジャパン投手陣が、欧州代表相手にどんな投球を見せるのだろうか。

【小久保ジャパンに招集された主な投手陣の成績】
井納翔一（DeNA）
通算成績：試5 0勝0敗 回7 振4 防2.57

西野勇士（ロッテ）
通算成績：試5 0勝0敗3S 回5 振4 防1.80

松葉貴大（オリックス）
通算成績：試4 1勝0敗 回8 振6 防1.13

牧田和久（西武）
通算成績：試4 0勝0敗 回6 振2 防3.00

高橋朋己（西武）
通算成績：試3 0勝0敗 回3 振1 防0.00

西勇輝（オリックス）
通算成績：試3 0勝0敗 回4 振7 防0.00

武田翔太（ソフトバンク）
通算成績：試3 1勝0敗 回6 振5 防1.50

岩田稔（阪神）
通算成績：試3 0勝1敗 回5 振3 防3.60

藤浪晋太郎（阪神）
通算成績：試3 0勝1敗 回8 振11 防4.50

益田直也（ロッテ）
通算成績：試2 0勝0敗2S 回2 振5 防0.00

大谷翔平（日本ハム）
通算成績：試2 0勝1敗 回5 振7 防0.00

大瀬良大地（広島）
通算成績：試2 1勝0敗 回5 振4 防1.80

※ 記録は3月10日終了時点のもの
※ 壮行試合、親善試合の投手成績も含む