市場調査会社のレピュコムジャパンが、侍ジャパンに選出された選手の知名度について、全国の16～59歳2,700人を対象にインターネット調査を実施した。

　今回の調査では、昨年11月の日米野球に選ばれた日本代表選手を対象に、“侍ジャパン”のメンバーとして認知しているかを、一般の方とプロ野球ファン、それぞれに分けてアンケートが実施された。

　大谷翔平（日本ハム）、坂本勇人（巨人）、チームを率いる小久保裕紀監督といった面々を抑え、堂々の1位に選出されたのは、広島のエース・前田健太。全体でも半数にあたる50%、プロ野球ファンに絞ると8割近くがが日本代表選手として認知しており、名実ともに日本を代表する投手へ上り詰めたと言えそうだ。

　なお、2位は大谷、3位は坂本と続き、全国区の人気を誇る2選手が名前を連ねている。

　その他では8位の銀次、9位の嶋基宏、10位の則本昂大といった楽天勢の健闘が目立ち、またケガにより代表を辞退した岸孝之が14位にランクインしたところも興味深い。

　同アンケートでは、他にも“近年のプロ野球”についての質問もあり、「ファンサービスが向上した」というポジティブな意見が見られた一方で、「スター選手が減った」「メディアの露出が減った」といった指摘もあり、ネガティブなイメージを持つファンもいまだに多く存在していることが浮き彫りになっている。

侍ジャパン認知度調査・結果

1位　前田健太（広島）
全体：50.7%
ファン：78.0%

2位　大谷翔平（日本ハム）
全体：48.0%
ファン：73.0%

3位　坂本勇人（巨人）
全体：44.7%
ファン：72.6%

4位　中田翔（日本ハム）
全体：44.1%
ファン：71.1%

5位　内川聖一（ソフトバンク）
全体：38.8%
ファン：66.5%

6位　藤浪晋太郎（阪神）
全体：35.6%
ファン：61.3%

7位　小久保裕紀（監督）
全体：34.7%
ファン：61.1%

8位　銀次（楽天）
全体：29.8%
ファン：53.6%

9位　嶋基宏（楽天）
全体：28.3%
ファン：53.4%

10位　則本昂大（楽天）
全体：27.7%
ファン：53.1%

11位　糸井嘉男（オリックス）
全体：25.7%
ファン：50.2%

12位　金子千尋（オリックス）
全体：25.5%
ファン：50.2%

13位　松田宣浩（ソフトバンク）
全体：22.3%
ファン：44.6%

14位　岸孝之（西武）
全体：19.4%
ファン：38.6%

15位　菊池涼介（広島）
全体：16.4%
ファン：34.4%

（※全体＝2700、プロ野球ファン＝1151）

レポート概要

調査時期：2014年12月
調査方法：インターネットウェブ定量調査
調査対象：16歳～59歳の男女
サンプル数：2,700