21日から甲子園で第87回センバツ高校野球が開幕する。頂点を目指した戦いが始まるわけだが、今大会、元プロ野球選手だった東海大菅生高(東京都)の若林弘泰監督が指導者として甲子園の舞台に帰ってくる。
若林監督は91年ドラフト4位で中日に入団。プロ入り4年目の95年に一軍初登板を果たし、同年8月の巨人戦でプロ初勝利をマーク。だが、この年以外は一軍登板がなく、97年に現役を引退。引退後は野球とは別の職業に就いたが、07年に東海大菅生高に着任し、09年から同校の野球部の監督に就任した。
そして、昨秋の東京都大会で優勝し、1月23日にセンバツ高校野球の出場を決めた。若林監督にとっては、監督として初めての甲子園出場になる。13日に行われた組み合わせ抽選会で、大会第1日の第2試合で優勝候補の大阪桐蔭高と対戦することが決まった若林監督は「もう笑うしかないですね」と話した。指導者として甲子園で1勝を挙げることができるのだろうか。
また、若林監督のようにプロ野球選手から引退後、高校野球の監督に転身しているケースが増えている。現役時代ダイエーでプレーした大越基は、21日から始まるセンバツには出場しないが、12年の第84回センバツ高校野球で早鞆高(山口県)の監督として、甲子園の土を踏んだ。
これまでは、プロ野球経験者が高校野球の指導者になるために、高校で2年以上の教諭歴とハードルが高かった。現在はプロ側の日本プロ野球機構とアマ側の日本学生野球協会の研修を受け、学生指導の回復が認定される。今後は、元プロ野球出身者が高校野球指導者として甲子園に戻ってくる日が増えていきそうだ。
監督:東海大菅生高
大越基(元ダイエー)
監督:早鞆高
金森栄治(元西武)
監督:金沢学院東高
阿井英二郎(元ヤクルト)
監督:つくば秀英高、川越東高
→現在は日本ハムのヘッドコーチ
若林監督は91年ドラフト4位で中日に入団。プロ入り4年目の95年に一軍初登板を果たし、同年8月の巨人戦でプロ初勝利をマーク。だが、この年以外は一軍登板がなく、97年に現役を引退。引退後は野球とは別の職業に就いたが、07年に東海大菅生高に着任し、09年から同校の野球部の監督に就任した。
そして、昨秋の東京都大会で優勝し、1月23日にセンバツ高校野球の出場を決めた。若林監督にとっては、監督として初めての甲子園出場になる。13日に行われた組み合わせ抽選会で、大会第1日の第2試合で優勝候補の大阪桐蔭高と対戦することが決まった若林監督は「もう笑うしかないですね」と話した。指導者として甲子園で1勝を挙げることができるのだろうか。
また、若林監督のようにプロ野球選手から引退後、高校野球の監督に転身しているケースが増えている。現役時代ダイエーでプレーした大越基は、21日から始まるセンバツには出場しないが、12年の第84回センバツ高校野球で早鞆高(山口県)の監督として、甲子園の土を踏んだ。
これまでは、プロ野球経験者が高校野球の指導者になるために、高校で2年以上の教諭歴とハードルが高かった。現在はプロ側の日本プロ野球機構とアマ側の日本学生野球協会の研修を受け、学生指導の回復が認定される。今後は、元プロ野球出身者が高校野球指導者として甲子園に戻ってくる日が増えていきそうだ。
高校野球の監督になった主なプロ野球選手
若林弘泰(元中日)監督:東海大菅生高
大越基(元ダイエー)
監督:早鞆高
金森栄治(元西武)
監督:金沢学院東高
阿井英二郎(元ヤクルト)
監督:つくば秀英高、川越東高
→現在は日本ハムのヘッドコーチ