ニュース 2015.03.23. 13:35

1ヵ月に渡る激闘に終止符…改めてオープン戦の最終結果を振り返る

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オープン戦を首位で終えたソフトバンクの工藤新監督 ©BASEBALLKING
 2月21日に開幕したオープン戦も、昨日3月22日をもって全日程を終了。各球団が新シーズンに向けた準備期間を終えた。

 オープン戦の結果で一喜一憂してもしょうがない。と言われてしまえばそれまでではあるが、やはり勝負たるものやるからには勝ちたい、勝つから楽しいというもの。と言うわけで、まずはオープン戦の順位から振り返る。

1位 .688 ソフトバンク(11勝5敗1分)
2位 .667 ロッテ(10勝5敗1分)
2位 .667 DeNA(8勝4敗3分)
4位 .571 オリックス(8勝6敗2分)
4位 .571 阪神(8勝6敗2分)
6位 .462 楽天(6勝7敗3分)
7位 .444 西武(4勝5敗2分)
8位 .429 ヤクルト(6勝8敗1分)
9位 .400 中日(6勝9敗2分)
10位 .364 日本ハム(4勝7敗4分)
11位 .353 巨人(6勝11敗1分)
12位 .300 広島(3勝7敗2分)

 最後までもつれた首位争いは、ソフトバンクとDeNAが共に敗れたためソフトバンクが逃げ切り。勝率.882と圧倒的強さを誇った昨年に続いて2年連続の首位で終えた。

 下位では、今春“黒田フィーバー”に沸いた広島がまさかの最下位。主砲のエルドレッドやロサリオ、帰ってきた新井貴浩といったあたりにアクシデントが続き、打撃不振に苦しんだ。ちなみに、挙げた3つの勝利は3月8日、3月15日、3月22日といずれも日曜日。そう、黒田博樹が登板したゲームで挙げたものであった。

 その他、苦しみながらも白星を拾っていた巨人は終盤に失速し、6連敗締めで11位に転落。逆にオープン戦泥沼の9連敗スタートとなった日本ハムは3連勝締めで10位に浮上している。

 続いて、個人主要部門の記録を振り返る。まずは野手部門から。

【野手】

打率

1位=.459 秋山翔吾(西武)
2位=.364 安達了一(オリックス)
3位=.333 角中勝也(ロッテ)

本塁打

1位=5本 ラスティングス・ミレッジ(ヤクルト)
2位=4本 福田永将(中日)
3位=3本 雄平(ヤクルト)、アーロム・バルディリス(DeNA)

打点

1位=13打点 福田永将(中日)
2位=12打点 ホセ・ロペス(DeNA)
3位=10打点 清田育宏、角中勝也(ともにロッテ)

 首位打者は、西武の5年目外野手・秋山翔吾。4打数2安打でも打率が下がっていたというほど絶好調だった男は、最終戦を前にして打率.500ちょうどという圧倒的なハイアベレージを残し、独走でオープン戦首位打者に輝いた。

 また、目を引くのは本塁打で2位、打点で1位につける中日の9年目・福田永将。横浜高出身の未完の大砲についに開花の兆しが見られた今オープン戦、実は打率でも首位打者の秋山を上回る打率.483をマーク。ただし、守備位置の兼ね合いから出番を減らし、規定打席には届かず。個人打撃成績に名前を刻むことはできなかった。

 それでも少ない打席の中で4本塁打、13打点。3月21日の楽天戦でも、5回に代打で登場すると、打線が打ちあぐねた楽天・塩見から一時逆転となる2ランをレフトスタンドに叩きこんで見せた。得点力不足が課題のチームで起爆剤となる可能性を秘めているだけに、問題はポジションだけ。覚醒の兆しを見せる右の大砲をどう使うのか、谷繁監督の起用法に注目したい。

【投手】

勝利数

1位=2勝 (17名)

防御率

1位=0.82 野上亮磨(西武)
2位=0.95 ラウル・バルデス(中日)
3位=1.04 黒田博樹(広島)

セーブ

1位=3セーブ 松井裕樹(楽天)

 勝利数は2勝で17名が並んだため省略。特筆すべきは、実績ある投手たちが並ぶ中で、2勝0敗で勝率10割を記録したオリックスのドラフト1位ルーキー・山崎福也と阪神のドラフト2位ルーキー・石崎剛。シーズンに期待を持たせる投球を見せ、首脳陣を喜ばせた。

 防御率では、11イニングと他の投手たちに比べるとやや少ないイニングではあったが、西武の7年目右腕・野上亮磨がトップの数字を記録。持ち味の打たせて取る投球が光った中日の新外国人左腕・バルデスが0.95で続き、この2人が0点台の防御率を記録した。

 最後に、セーブは楽天の新守護神・松井裕樹が3セーブでトップに。8試合に登板した19歳は9イニングで自責ゼロ。防御率0.00で“守護神元年”のシーズンに挑む。

 「オープン戦の成績は当てにならない」とはよく言われたものであるが、果たして…。金曜日に迫ったシーズン開幕、今年のプロ野球の主役は誰だ!?

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