2年連続Aクラス入りを果たした広島は、若手選手が育ち始め、そこに黒田博樹が8年ぶりに復帰。多くの野球評論家たちが今年の優勝候補に挙げている。だが、オープン戦は3勝7敗3分で05年以来10年ぶりに最下位に終わった。
特に打線の不振は深刻で、オープン戦のチーム打率.200、28得点は12球団ワースト。オープン戦の試合数が他球団に比べて少なかったことを踏まえても、寂しい数字だ。こうした状況の中、昨季本塁打王に輝いた4番のエルドレッドが右膝の故障で一時帰国中、ロサリオも虫垂炎で離脱し三軍調整中なのはかなり痛い。エルドレッドに代わる4番候補として期待されるグスマンは、ルナ(中日)のような中距離打者との触れ込みだが、オープン戦の打率.242といまひとつ。シーズンが開幕してからの爆発に期待したいところ。
また、昨季からの課題である1番打者に誰を起用するかでも、緒方孝市監督は頭を悩ますことになりそうだ。オープン戦では田中広輔、鈴木誠也、野間峻祥などが務めたが、インパクトのある成績を残した選手はおらず。2番には菊池涼介、3番には丸佳浩と侍ジャパンにも選出される“キクマル”コンビが控えているだけに、4番打者とともにチャンスメーカーの1番打者の出来もカギを握りそうだ。
投手陣は、一軍当落線上の投手が打ち込まれたため、オープン戦12球団ワーストの防御率4.08だったが、ほとんど影響はなさそう。エース・前田健太が20日のソフトバンク戦で、5回7失点と精彩を欠いたが、5年連続二桁勝利を挙げており開幕までにしっかりと調整してくるはず。オープン戦3試合でわずか2失点の黒田、2年目の大瀬良大地、新外国人のジョンソン、野村祐輔といった先発陣は順調な仕上がりを見せている。
リリーフ陣は、今季から抑えを務めるヒースが21日のソフトバンク戦で、2点リードの9回からマウンドに上がるも3点を失ったが、その他の3試合は無失点に抑えている。勝ちパターンの一岡竜司、中崎翔太は、オープン戦でしっかりと結果を残し、昨季66試合に登板した中田廉は右肩の違和感で三軍調整が続いていたが、20日のニ軍戦で実戦登板を果たした。その他にも永川勝浩、今井啓介、ザガースキー、さらには復活を目指す今村猛などがおり層は厚い。
オープン戦最下位に終わった広島だが、投手陣は先発、リリーフともに充実している印象。後は野手がシーズン開幕してからどれだけ投手陣を援護できるかが、24年ぶりのリーグ優勝に向けてポイントとなりそうだ。
特に打線の不振は深刻で、オープン戦のチーム打率.200、28得点は12球団ワースト。オープン戦の試合数が他球団に比べて少なかったことを踏まえても、寂しい数字だ。こうした状況の中、昨季本塁打王に輝いた4番のエルドレッドが右膝の故障で一時帰国中、ロサリオも虫垂炎で離脱し三軍調整中なのはかなり痛い。エルドレッドに代わる4番候補として期待されるグスマンは、ルナ(中日)のような中距離打者との触れ込みだが、オープン戦の打率.242といまひとつ。シーズンが開幕してからの爆発に期待したいところ。
また、昨季からの課題である1番打者に誰を起用するかでも、緒方孝市監督は頭を悩ますことになりそうだ。オープン戦では田中広輔、鈴木誠也、野間峻祥などが務めたが、インパクトのある成績を残した選手はおらず。2番には菊池涼介、3番には丸佳浩と侍ジャパンにも選出される“キクマル”コンビが控えているだけに、4番打者とともにチャンスメーカーの1番打者の出来もカギを握りそうだ。
投手陣は、一軍当落線上の投手が打ち込まれたため、オープン戦12球団ワーストの防御率4.08だったが、ほとんど影響はなさそう。エース・前田健太が20日のソフトバンク戦で、5回7失点と精彩を欠いたが、5年連続二桁勝利を挙げており開幕までにしっかりと調整してくるはず。オープン戦3試合でわずか2失点の黒田、2年目の大瀬良大地、新外国人のジョンソン、野村祐輔といった先発陣は順調な仕上がりを見せている。
リリーフ陣は、今季から抑えを務めるヒースが21日のソフトバンク戦で、2点リードの9回からマウンドに上がるも3点を失ったが、その他の3試合は無失点に抑えている。勝ちパターンの一岡竜司、中崎翔太は、オープン戦でしっかりと結果を残し、昨季66試合に登板した中田廉は右肩の違和感で三軍調整が続いていたが、20日のニ軍戦で実戦登板を果たした。その他にも永川勝浩、今井啓介、ザガースキー、さらには復活を目指す今村猛などがおり層は厚い。
オープン戦最下位に終わった広島だが、投手陣は先発、リリーフともに充実している印象。後は野手がシーズン開幕してからどれだけ投手陣を援護できるかが、24年ぶりのリーグ優勝に向けてポイントとなりそうだ。