ソフトバンクのドラフト5位ルーキー・島袋洋奨が、24日に行われた三軍交流戦(vs福岡工業大学)でプロ入り後初となる実戦のマウンドに登板。しかし、0回2/3で3つの四球を与え、被安打は3。2つの失策が絡むという不運はあったが、合計6失点でイニングを投げ切ることなく降板した。
栄光の高校時代と挫折の大学時代、酸いも甘いも味わった22歳は、昨オフのドラフト5位でソフトバンクに入団。指名漏れの危機も囁かれた中での指名に、本人は「正直不安でした」と涙を流した。
あれから5ヵ月、大学生相手の試合ではあるものの、プロとしての第一歩を踏み出した島袋。待ち焦がれた初マウンドは、苦しい42球だった。
4-2と2点リードの7回、3番手としてマウンドに上がった島袋はいきなり8球連続ボールで無死一二塁のピンチを招く。さらに続く打者の7球目には暴投で走者をそれぞれ進め、最後は高めに浮いたボールをセンターへと弾き返されて適時打。いきなり1点を失う。
その後、無死一三塁から盗塁を許して二三塁とピンチを広げると、4人目の打者には右中間へ走者一掃の2点適時三塁打を浴び、瞬く間に3失点。逆転を許した。
続く打者は遊ゴロで仕留めるも、またも四球を与えて一死一三塁のピンチ。迎えたこの回7人目の打者は打ち取ったものの、これを二塁手が弾き、タイムリーエラーとなって失点。さらに左飛で二死にこぎつけた後、9人目の打者も三塁へのゴロに打ち取りながら三塁手が送球エラーを犯してその間に二者が生還。この回計6失点を喫し、交代を告げられた。
タイムリーエラーが重なる不運はあったが、0回2/3を投げて要した球数は42球。四球を3つ与え、被安打2で6失点。高校時代に“琉球トルネード”の異名を取り、甲子園のスターとして世代の先頭を走っていた男の面影はそこにはなかった。
昨年大ブレイクのヤクルト・山田哲人やパ・リーグ盗塁王を獲得した日本ハムの西川遥輝、オリックスの駿太らと同世代にあたる92年生まれ。高卒でプロの門を叩いた彼らが着実に力をつけつつある中、未だもがき苦しむ島袋はプロの舞台でもう一度輝きを放つことができるのか。結果は苦しいものになったが、世代を代表する選手がキャリアの第一歩を踏み出した。
1.四球
2.四球
3.中安(+1)
4.右中三塁打(+2)
5.遊ゴロ
6.四球
7.二失(+1)
8.左飛
9.三失(+2)
栄光の高校時代と挫折の大学時代、酸いも甘いも味わった22歳は、昨オフのドラフト5位でソフトバンクに入団。指名漏れの危機も囁かれた中での指名に、本人は「正直不安でした」と涙を流した。
あれから5ヵ月、大学生相手の試合ではあるものの、プロとしての第一歩を踏み出した島袋。待ち焦がれた初マウンドは、苦しい42球だった。
4-2と2点リードの7回、3番手としてマウンドに上がった島袋はいきなり8球連続ボールで無死一二塁のピンチを招く。さらに続く打者の7球目には暴投で走者をそれぞれ進め、最後は高めに浮いたボールをセンターへと弾き返されて適時打。いきなり1点を失う。
その後、無死一三塁から盗塁を許して二三塁とピンチを広げると、4人目の打者には右中間へ走者一掃の2点適時三塁打を浴び、瞬く間に3失点。逆転を許した。
続く打者は遊ゴロで仕留めるも、またも四球を与えて一死一三塁のピンチ。迎えたこの回7人目の打者は打ち取ったものの、これを二塁手が弾き、タイムリーエラーとなって失点。さらに左飛で二死にこぎつけた後、9人目の打者も三塁へのゴロに打ち取りながら三塁手が送球エラーを犯してその間に二者が生還。この回計6失点を喫し、交代を告げられた。
タイムリーエラーが重なる不運はあったが、0回2/3を投げて要した球数は42球。四球を3つ与え、被安打2で6失点。高校時代に“琉球トルネード”の異名を取り、甲子園のスターとして世代の先頭を走っていた男の面影はそこにはなかった。
昨年大ブレイクのヤクルト・山田哲人やパ・リーグ盗塁王を獲得した日本ハムの西川遥輝、オリックスの駿太らと同世代にあたる92年生まれ。高卒でプロの門を叩いた彼らが着実に力をつけつつある中、未だもがき苦しむ島袋はプロの舞台でもう一度輝きを放つことができるのか。結果は苦しいものになったが、世代を代表する選手がキャリアの第一歩を踏み出した。
島袋のデビュー登板
0回2/3 球数42 被安打2 与四球3 奪三振0 失点61.四球
2.四球
3.中安(+1)
4.右中三塁打(+2)
5.遊ゴロ
6.四球
7.二失(+1)
8.左飛
9.三失(+2)