3月27日にプロ野球が開幕し、31日の試合から各球団2カード目に突入する。開幕3連戦で勢いに乗りたいところだったが、安打が出ず苦しんだ選手たちもいた。

　日本ハムからFAでヤクルトに加入した大引啓次は、今季初安打を記録できていない。広島との開幕3連戦を振り返ると、開幕戦が5打数0安打、第2戦が3打数0安打、第3戦が4打数0安打。初めてのセ・リーグでいきなり前田健太、ジョンソン、黒田博樹とエース級の投手が続いたのも痛かった。本拠地・神宮で31日から行われる阪神戦で、1本打ちたいところだ。

　また、オリックスの安達了一は、オープン戦の打率.364、1本塁打、5盗塁と好調だったが、シーズンが開幕してからまだ当たりがない。チームも優勝候補に挙げられながら、西武との開幕3連戦でまさかの3連敗。2番を打つ安達が今季初安打を記録し、チームも盛り上げていきたい。

　その他にも巨人の村田修一、広島の田中広輔、中日の松井雅人も開幕3連戦無安打に終わった。まだ、シーズンは開幕したばかり。安打を量産すれば一気に打率が上がる。今季初安打を記録できていない選手たちも、この3連戦で流れを変えていきたいところだ。

【規定打席到達者で開幕カード無安打に終わった選手】
安達了一（オリックス）
大引啓次（ヤクルト）
村田修一（巨人）
松井雅人（中日）
田中広輔（広島）