ニュース 2015.04.14. 11:50

ここ4年で8人増えた巨人の4番…原政権10年で延べ18名

 開幕から15試合を7勝8敗の借金1で終えた巨人。“新成”を掲げて4連覇を目指したチームは、今年も打撃陣の不振に苦しみ、チーム打率は下から2番目の.229。一塁に完全転向する予定だった阿部慎之助を捕手に戻すなど、苦しい戦いを強いられた。

 その中で、新たな試みとなったのが4番・坂本勇人の新オーダー。今年から主将としてチームを引っ張る26歳は、11日のヤクルト戦から高校以来という4番の座に就いている。

 坂本で第82代目となる読売巨人軍の4番打者。原辰徳監督は「横綱じゃないんだから」とこの表現を嫌うが、それも伝統あるチームだからこそ。特別な重圧との戦いとなる巨人の4番は世間からの注目度も高い。

 ただし、中には1試合わずか1打席でも第○代と刻まれるものであり、近年はものすごいペースで増えた巨人の4番打者。ここでは、原監督が監督として戦った02~03年と06年からこれまでに4番を務めた打者をまとめてみた。

(62)松井秀喜
(64)清原和博
(65)高橋由伸
(66)ロベルト・ペタジーニ
(69)小久保裕紀
(70)イ・スンヨプ
(71)二岡智宏
(72)阿部慎之助
(73)小笠原道大
(74)アレックス・ラミレス
(75)長野久義
(76)村田修一
(77)ホセ・ロペス
(78)ジョン・ボウカー
(79)レスリー・アンダーソン
(80)フレデリク・セペダ
(81)大田泰示
(82)坂本勇人
※数字は第○代目

 原監督が監督として10年間チームを率いる中で、4番に指名した選手は以上の18名。そのうち1試合で終わったというのが06年の二岡智宏と13年のジョン・ボウカーの2人で、大田は2試合、ロペスは3試合のみ4番を務め、この中に名前を刻んだ。

 坂本はここまで2試合で4番を務め、次はロペス越えがかかる。ちなみに、現在のチームで最も4番を務めた経験を持つのが阿部で279試合。新4番は偉大な先輩にどこまで近づけるだろうか。

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