17日で開幕から3週間が経過するプロ野球。ここまでのシーズン、大きな特徴として上げられるのが本塁打が少ないことだ。
セ・リーグで最下位に沈む広島が最も深刻で、ここまで15試合で2本。それも大砲と呼ばれる選手ではなく、菊池涼介が放った2本というのが苦しい事情を表している。
広島のチーム本塁打を年換算すると、なんと19本というペース。2リーグ制以降では、1954年に近鉄パールスが記録した歴代最少の27本(140試合制)を下回るペースとなっている。
2000年代で140試合以上を行うようになった01年~14年(セは04年、パは04~06年を除く)の中での最少は、11年のロッテで46本。今年は広島だけでなく、セ・リーグ首位を走る好調・中日が17試合で4本、パ・リーグ4位のロッテも15試合で4本と、いずれも11年のロッテを下回るペースできている。
ちなみに11年のロッテといえば、3位からの“下剋上”を果たした翌年で、まさかの最下位に沈んだというシーズン。2ケタ本塁打に到達した選手は1人もおらず、チーム最多は井口資仁の9本。その年48本塁打でパ・リーグ本塁打王を獲得した西武の中村剛也が1人で記録した数字にも及ばなかった。
果たして、“記録更新ペース”できている3チームはこの後どこまで数字を盛り返すことができるのか。近年のチーム本塁打ワーストランキングは以下の通り。
1位 【46本】ロッテ(2011年)
2位 【52本】広島(2011年)
2位 【52本】楽天(2012年)
4位 【53本】楽天(2011年)
5位 【58本】阪神(2012年)
6位 【64本】ロッテ(2012年)
7位 【66本】DeNA(2012年)
8位 【70本】ソフトバンク(2012年)
9位 【73本】日本ハム(2007年)☆優勝
10位 【76本】オリックス(2011年)
セ・リーグで最下位に沈む広島が最も深刻で、ここまで15試合で2本。それも大砲と呼ばれる選手ではなく、菊池涼介が放った2本というのが苦しい事情を表している。
広島のチーム本塁打を年換算すると、なんと19本というペース。2リーグ制以降では、1954年に近鉄パールスが記録した歴代最少の27本(140試合制)を下回るペースとなっている。
2000年代で140試合以上を行うようになった01年~14年(セは04年、パは04~06年を除く)の中での最少は、11年のロッテで46本。今年は広島だけでなく、セ・リーグ首位を走る好調・中日が17試合で4本、パ・リーグ4位のロッテも15試合で4本と、いずれも11年のロッテを下回るペースできている。
ちなみに11年のロッテといえば、3位からの“下剋上”を果たした翌年で、まさかの最下位に沈んだというシーズン。2ケタ本塁打に到達した選手は1人もおらず、チーム最多は井口資仁の9本。その年48本塁打でパ・リーグ本塁打王を獲得した西武の中村剛也が1人で記録した数字にも及ばなかった。
果たして、“記録更新ペース”できている3チームはこの後どこまで数字を盛り返すことができるのか。近年のチーム本塁打ワーストランキングは以下の通り。
チーム本塁打ワーストランキング
※140試合以上のシーズンを対象(01~03年、07年~14年)1位 【46本】ロッテ(2011年)
2位 【52本】広島(2011年)
2位 【52本】楽天(2012年)
4位 【53本】楽天(2011年)
5位 【58本】阪神(2012年)
6位 【64本】ロッテ(2012年)
7位 【66本】DeNA(2012年)
8位 【70本】ソフトバンク(2012年)
9位 【73本】日本ハム(2007年)☆優勝
10位 【76本】オリックス(2011年)