今から30年前の1985年4月17日。甲子園で行われた阪神対巨人戦の7回裏の阪神の攻撃で、プロ野球の歴史に長く語り継がれる伝説が生まれた。
この年三冠王に輝いた3番バースが槙原寛己のストレートをバックスクリーンに飛び込む一発を放つと、4番掛布雅之もバックスクリーン左に放り込んだ。さらに、5番の岡田彰布もバックスクリーンに叩き込んだ。この『バックスクリーン3連発』は阪神ファンの間でも『伝説の三連発』と呼ばれている。
『バックスクリーン3連発』のようにこの30年間で数々の名勝負・名場面が生まれた。94年10月8日に行われた中日対巨人戦(ナゴヤ球場)も伝説の試合の1つ。同率首位で並び、勝利したチームがリーグ優勝を決めるという一戦。当時巨人の監督を務めていた長嶋茂雄氏は国民的行事と話したほど、世間もこの大一番に注目した。
試合は、2回に巨人の落合博満の本塁打などで2点を先制するも、その裏に追いつかれる。3回に落合のタイムリーで勝ち越すと、巨人ペースで試合が進む。投手起用も先発した槙原、2番手に斎藤雅樹、3番手に桑田真澄と先発三本柱を惜しむことなく投入した巨人が、中日を振り切り優勝を決めた。
00年代に入ってからは、01年の9月26日の近鉄対オリックス戦(大阪ドーム)で代打・北川博敏の逆転サヨナラ満塁本塁打で優勝を決めた一戦も名勝負の一つだろう。
本拠地でリーグ優勝を決めたい近鉄は3点を追う9回裏、2つの四球と安打で満塁のチャンスを作ると古久保健二の代打として北川が登場。北川は大久保勝信が投じた4球目のスライダーを振りぬくと、打球は左中間スタンドに突き刺す満塁本塁打。プロ野球史上初となる『代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打』となった。
その他にも07年の中日と日本ハムの日本シリーズで、8回までパーフェクトに抑えていた山井大介(中日)に代わり、1点リードの9回から守護神・岩瀬仁紀が抑え、2人の投手による完全試合で日本一を決めた試合などがある。
今後、『バックスクリーン3連発』、『10.8』などの後世に語り継がれるような名勝負、名場面が生まれるのだろうか。
【日時】1985年4月17日
【試合】阪神対巨人(甲子園)
・『近藤真一、プロ初登板ノーヒットノーラン』
【日時】1987年8月9日
【試合】中日対巨人(ナゴヤ球場)
・『10.19』
【日時】1988年10月19日
【試合】ロッテ対近鉄(川崎)
・『10.8』
【日時】1994年10月8日
【試合】中日対巨人(ナゴヤ球場)
・『松坂大輔とイチローのプロ初対決』
【日時】1999年5月16日
【試合】西武対オリックス(西武ドーム)
・『北川博敏が優勝を決める代打逆転サヨナラ満塁本塁打』
【日時】2001年9月26日
【試合】近鉄対オリックス(大阪ドーム)
・『ソフトBの斉藤和巳、涙のサヨナラ負け』
【日時】2006年10月12日
【試合】日本ハム対ソフトバンク(札幌ドーム)
・『中日、山井大介、岩瀬仁紀のリレーで完全試合、日本一』
【日時】2007年11月1日
【試合】中日対日本ハム(ナゴヤドーム)
・『ロッテが3位から史上最大の下剋上!日本一』
【日時】2010年11月7日
【試合】中日対ロッテ(ナゴヤドーム)
この年三冠王に輝いた3番バースが槙原寛己のストレートをバックスクリーンに飛び込む一発を放つと、4番掛布雅之もバックスクリーン左に放り込んだ。さらに、5番の岡田彰布もバックスクリーンに叩き込んだ。この『バックスクリーン3連発』は阪神ファンの間でも『伝説の三連発』と呼ばれている。
『バックスクリーン3連発』のようにこの30年間で数々の名勝負・名場面が生まれた。94年10月8日に行われた中日対巨人戦(ナゴヤ球場)も伝説の試合の1つ。同率首位で並び、勝利したチームがリーグ優勝を決めるという一戦。当時巨人の監督を務めていた長嶋茂雄氏は国民的行事と話したほど、世間もこの大一番に注目した。
試合は、2回に巨人の落合博満の本塁打などで2点を先制するも、その裏に追いつかれる。3回に落合のタイムリーで勝ち越すと、巨人ペースで試合が進む。投手起用も先発した槙原、2番手に斎藤雅樹、3番手に桑田真澄と先発三本柱を惜しむことなく投入した巨人が、中日を振り切り優勝を決めた。
00年代に入ってからは、01年の9月26日の近鉄対オリックス戦(大阪ドーム)で代打・北川博敏の逆転サヨナラ満塁本塁打で優勝を決めた一戦も名勝負の一つだろう。
本拠地でリーグ優勝を決めたい近鉄は3点を追う9回裏、2つの四球と安打で満塁のチャンスを作ると古久保健二の代打として北川が登場。北川は大久保勝信が投じた4球目のスライダーを振りぬくと、打球は左中間スタンドに突き刺す満塁本塁打。プロ野球史上初となる『代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打』となった。
その他にも07年の中日と日本ハムの日本シリーズで、8回までパーフェクトに抑えていた山井大介(中日)に代わり、1点リードの9回から守護神・岩瀬仁紀が抑え、2人の投手による完全試合で日本一を決めた試合などがある。
今後、『バックスクリーン3連発』、『10.8』などの後世に語り継がれるような名勝負、名場面が生まれるのだろうか。
最近30年の主な伝説の試合
・『バックスクリーン3連発』【日時】1985年4月17日
【試合】阪神対巨人(甲子園)
・『近藤真一、プロ初登板ノーヒットノーラン』
【日時】1987年8月9日
【試合】中日対巨人(ナゴヤ球場)
・『10.19』
【日時】1988年10月19日
【試合】ロッテ対近鉄(川崎)
・『10.8』
【日時】1994年10月8日
【試合】中日対巨人(ナゴヤ球場)
・『松坂大輔とイチローのプロ初対決』
【日時】1999年5月16日
【試合】西武対オリックス(西武ドーム)
・『北川博敏が優勝を決める代打逆転サヨナラ満塁本塁打』
【日時】2001年9月26日
【試合】近鉄対オリックス(大阪ドーム)
・『ソフトBの斉藤和巳、涙のサヨナラ負け』
【日時】2006年10月12日
【試合】日本ハム対ソフトバンク(札幌ドーム)
・『中日、山井大介、岩瀬仁紀のリレーで完全試合、日本一』
【日時】2007年11月1日
【試合】中日対日本ハム(ナゴヤドーム)
・『ロッテが3位から史上最大の下剋上!日本一』
【日時】2010年11月7日
【試合】中日対ロッテ(ナゴヤドーム)