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レギュラーから控えに…それでも存在感を発揮した選手といえば

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現役晩年に代打で活躍した立浪和義[Getty Images]
 レギュラーで活躍していた選手が、若手の台頭や年齢とともに、出場機会を減らし引退するケースが増えている。そんな中、もう一花咲かそうと役割を変えてチームに欠かせない存在感を発揮している選手がいる。

 ガッツの愛称で親しまれる小笠原道大(中日)だ。首位打者、本塁打王など数々の打撃タイトルを獲得。野手では初となるセ・パ両リーグでMVPに輝いている実力者だ。巨人時代の11年に突如打撃不振に陥ると、状況が一変する。年々出場が減少し、出場機会を求めて13年オフにFAで中日へ移籍。

 この移籍が小笠原を蘇えさせる。中日での役割は代打。この代打で、14年には代打で6打数連続安打、代打9打席連続出塁を記録した。15年も5日の広島戦、代打で登場しサヨナラタイムリーを放つ活躍ぶり。一度は打撃不振で苦しんだ時期もあったが、代打というポジションをモノにし復活している。

 小笠原のように長年レギュラーを務めていたが、代打に役割を変えて活躍している選手が多い。ミスタードラゴンズの立浪和義は、03年に通算2000安打を達成するなど長年中日を支えたが、06年に森野将彦がレギュラーに定着してからは代打。07年には年間代打打点歴代2位となる27打点をマーク。晩年は代打の切り札としてチームを支えた。その他にも前田智徳(元広島)、桧山進次郎(元阪神)などが代打で活躍している。

 また、現在巨人のヘッドコーチを務める川相昌弘も、長年巨人のショートのレギュラーを務めていたが、99年に二岡智宏が入団すると控えに。それでも、得意とする犠打や終盤の守備固めで出場を続け、03年には犠打の世界記録を達成。04年に中日に移籍してからは、当時の落合博満監督が一芸を秀でた選手を起用するという考えを持っていたこともあり、さらに存在感を発揮した。

 長年レギュラーで出場を続けるも、どこかで若手に出場機会を奪われることが必ず訪れる。その時に、新しい役割を見つけた選手が、一軍で長く活躍できるといえそうだ。
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