ニュース

日本ハムが3年ぶりの4月首位通過 過去と今年の違いは?

無断転載禁止
就任初年度以来、3年ぶりに4月を首位で終えた日本ハムの栗山監督 ©BASEBALLKING
 今日で4月が終わる日本列島。29日のゲームからゴールデン・ウィークの9連戦が始まったというチームも多い中、今日のプロ野球は5試合の開催。パ・リーグで日本ハムとソフトバンクの2チームが移動日となっている。

 2位の西武が日本ハムと2ゲーム差離れていることで、日本ハムは3・4月を首位で終えることが決定。前回優勝した2012以来となる開幕ダッシュ成功にも、栗山英樹監督は「いよいよ勝負が始まる」と気を引き締めた。

 3・4月を首位で終えたのは、ここ10年で3度目。過去2度を振り返ってみると、優勝1回に2位が1回と、上位進出へ向けてスタートダッシュは重要な要素のひとつであると言える。

 ここまでで目を引くのはチーム打率。首位を走るチームでありながら、チーム打率.2392という数字は、現時点(※2毛差で打率5位の楽天が1試合残しているため)でリーグワースト。しかし、得点数を見てみると103点を叩き出しており、リーグで唯一3ケタに乗せているという摩訶不思議な内容となっている。

 今年は小谷野栄一や大引啓次といった中堅・ベテランどころの野手が相次いで移籍。正捕手・大野奨太は肘の負傷で開幕二軍スタートが決まり、さらには開幕後も昨シーズン打率.293、25本塁打とキャリアハイの数字を残し、打線の中核を担った陽岱鋼が開幕から不振に陥るなど、見立てでは苦しいものの方が多かった。

 それでも、3年目の大谷翔平が開幕5戦5勝と圧巻の投球を見せれば、12年のMVP左腕・吉川光夫が3勝負けなしと復活の気配。野手ではすっかり4番が板についた中田翔が8本塁打と22打点でリーグトップの数字を叩き出すなど、現有戦力が奮起。

 正捕手不在は、4年目の近藤健介が埋め、難しいポジションながら持ち前の打撃を発揮し、チームトップの打率.286をマーク。陽岱鋼が離脱したセンターのポジションを巡っては若手の谷口雄也や岡大海が頭角を現すなど、若き力が光った。

 また、見逃せない存在が、3年ぶりに古巣に復帰した田中賢介。このところはコンディション不良による欠場が続いているものの、21試合の出場で打率.278をマーク。安定して安打を積み重ね、打線の潤滑油としての働きを見せた。

 まだ先は長いペナントレースとはいえ、スタートダッシュの重要性は高いことで知られる。先行逃げ切りへ――。日本ハムはこのまま群雄割拠のパ・リーグを駆け抜けることができるだろうか。

【過去10年の3・4月首位通過を振り返る】
● 2015年
25試 16勝9敗(.640)
・得点103 / 失点80
・チーム打率.239
・チーム防御率2.78

● 2012年
27試 17勝9敗1分(.654)
・得点105 / 失点47
・チーム打率.258
・チーム防御率1.58
☆月間MVP[投手]:武田勝 5試 4勝0敗(2完封)防1.21
☆月間MVP[野手]:稲葉篤紀 打率.374(99-37)本4 点24

● 2011年
15試 10勝5敗(.667)
・得点73 / 失点63
・チーム打率.289
・チーム防御率3.49
ツイート シェア 送る
  • ALL
  • De
  • 西