セットアッパーの一岡竜司(広島)が21日、一軍登録抹消された。一岡以外にも2年目(実質2年目を含む)のリリーフ投手が打ち込まれているケースが目立つ。
一岡は昨季、FAで巨人に移籍した大竹寛の人的補償選手として広島に入団。巨人時代はリリーフ陣の層が厚く一軍登板がほとんどなかったが、広島では1年目から勝ちパターンの一角に組み込まれた。一岡は期待に応えるように、開幕から広島のリリーフ陣に欠かせない存在になる。一方で、故障による離脱が多かった。それでも、31試合に登板して防御率0.58とセットアッパーとして活躍。
今季は一年を通してセットアッパーとして働くことが期待されたが、開幕からピリッとしない。今季初登板となった3月29日のヤクルト戦で失点すると、4月3日の中日戦から登板した3試合は、全て敗戦投手。4月11日の阪神戦から5月8日の阪神戦にかけて7試合連続無失点に抑え、昨季に近い安定感が戻ってきたかと思われた。しかし、最近4試合の登板では全て失点。防御率は7.07と、昨季では考えられないような数字になっていた。
3月に行われた欧州代表戦で、初めて日本代表に選出された又吉克樹(中日)も苦しんでいる。ルーキーイヤーの昨季、67試合に登板して9勝1敗、防御率2.21の成績。又吉が登板すると相手から勝ち星を盗んで逃げていくということから、友利結投手コーチに怪盗ルパンとニックネームが付けられたほど。
チーム内でも欠かせない存在となったセットアッパーだが、こちらも一岡同様、開幕から昨季とはほど遠い投球内容。15日の阪神戦で、4安打2失点と打ち込まれ、翌日に登録抹消された。昨季も春先に苦しみ二軍降格を経験しており、今季も同じような結果になってしまった。
また近年、田島慎二(中日)、岡田俊哉(中日)、石山泰稚(ヤクルト)、森内寿春(日本ハム)なども不調や故障で、2年目のシーズンは精彩を欠いている。登板数の多いリリーフ陣は、登板過多で2年目に苦しむことが多いようだ。
昨季成績:31試 2勝0敗2S 防0.58
今季成績:15試 0勝4敗0S 防7.07
又吉克樹(中日)
昨季成績:67試 9勝1敗2S 防2.21
今季成績:23試 2勝2敗0S 防3.70
福谷浩司(中日)※
昨季成績:72試 2勝4敗11S 防1.81
今季成績:20試 2勝2敗8S 防4.26
秋吉亮(ヤクルト)
昨季成績:61試 3勝4敗5S 防2.28
今季成績:18試 2勝0敗0S 防3.86
三上朋也(DeNA)
昨季成績:65試 1勝4敗21S 防2.33
今季成績:一軍登板なし
12年成績:56試 5勝3敗 防1.15
13年成績:50試 5勝10敗 防4.76
森内寿春(日本ハム)
12年成績:56試 0勝1敗 防4.01
13年成績:5試 0勝0敗 防7.00
岡田俊哉(中日)※
13年成績:66試 7勝5敗2S 防2.79
14年成績:38試 3勝7敗1S 防4.33
石山泰稚(ヤクルト)
13年成績:60試 3勝3敗10S 防2.78
14年成績:35試 3勝8敗0S 防4.53
※実質2年目の投手
記録は5月21日終了時点のもの
一岡は昨季、FAで巨人に移籍した大竹寛の人的補償選手として広島に入団。巨人時代はリリーフ陣の層が厚く一軍登板がほとんどなかったが、広島では1年目から勝ちパターンの一角に組み込まれた。一岡は期待に応えるように、開幕から広島のリリーフ陣に欠かせない存在になる。一方で、故障による離脱が多かった。それでも、31試合に登板して防御率0.58とセットアッパーとして活躍。
今季は一年を通してセットアッパーとして働くことが期待されたが、開幕からピリッとしない。今季初登板となった3月29日のヤクルト戦で失点すると、4月3日の中日戦から登板した3試合は、全て敗戦投手。4月11日の阪神戦から5月8日の阪神戦にかけて7試合連続無失点に抑え、昨季に近い安定感が戻ってきたかと思われた。しかし、最近4試合の登板では全て失点。防御率は7.07と、昨季では考えられないような数字になっていた。
3月に行われた欧州代表戦で、初めて日本代表に選出された又吉克樹(中日)も苦しんでいる。ルーキーイヤーの昨季、67試合に登板して9勝1敗、防御率2.21の成績。又吉が登板すると相手から勝ち星を盗んで逃げていくということから、友利結投手コーチに怪盗ルパンとニックネームが付けられたほど。
チーム内でも欠かせない存在となったセットアッパーだが、こちらも一岡同様、開幕から昨季とはほど遠い投球内容。15日の阪神戦で、4安打2失点と打ち込まれ、翌日に登録抹消された。昨季も春先に苦しみ二軍降格を経験しており、今季も同じような結果になってしまった。
また近年、田島慎二(中日)、岡田俊哉(中日)、石山泰稚(ヤクルト)、森内寿春(日本ハム)なども不調や故障で、2年目のシーズンは精彩を欠いている。登板数の多いリリーフ陣は、登板過多で2年目に苦しむことが多いようだ。
2年目(実質2年目も含む)のジンクスに陥る主なリリーフ投手
一岡竜司(広島)※昨季成績:31試 2勝0敗2S 防0.58
今季成績:15試 0勝4敗0S 防7.07
又吉克樹(中日)
昨季成績:67試 9勝1敗2S 防2.21
今季成績:23試 2勝2敗0S 防3.70
福谷浩司(中日)※
昨季成績:72試 2勝4敗11S 防1.81
今季成績:20試 2勝2敗8S 防4.26
秋吉亮(ヤクルト)
昨季成績:61試 3勝4敗5S 防2.28
今季成績:18試 2勝0敗0S 防3.86
三上朋也(DeNA)
昨季成績:65試 1勝4敗21S 防2.33
今季成績:一軍登板なし
近年、2年目(実質2年目も含む)のジンクスに陥った主なリリーフ投手
田島慎二(中日)12年成績:56試 5勝3敗 防1.15
13年成績:50試 5勝10敗 防4.76
森内寿春(日本ハム)
12年成績:56試 0勝1敗 防4.01
13年成績:5試 0勝0敗 防7.00
岡田俊哉(中日)※
13年成績:66試 7勝5敗2S 防2.79
14年成績:38試 3勝7敗1S 防4.33
石山泰稚(ヤクルト)
13年成績:60試 3勝3敗10S 防2.78
14年成績:35試 3勝8敗0S 防4.53
※実質2年目の投手
記録は5月21日終了時点のもの