巨人の5年目右腕・小山雄輝が29日、イースタンリーグの日本ハム戦に先発登板。若手中心の相手を9回2失点に抑え、一軍入りをアピールした。
二軍戦6度目の先発登板となった小山は、立ち上がりからキレのある直球とフォークを軸に、日本ハム打線を翻弄。4回までパーフェクト投球を続けると、5回一死から5番北に初ヒットを許したが、続く高浜を併殺打に打ち取りこの回も三人で片づけた。
小雨が降りしきる中、6回以降もマウンドに立った小山は、7回二死から3番石川慎に右中間へのソロ弾を浴び、9回も失策絡みで失点したが、9回を一人で投げ抜き2失点。打線が得点を奪えず完投負けとなったが、9回93球、4安打、3奪三振、無四死球の好投で、28日に好投した内海に続き、スタンバイOKを首脳陣にアピールした。
だが、一軍の先発ローテーションに食い込むのは多難だ。現状のローテ要因を見ても、リーグトップの6勝で並ぶ菅野と高木勇を筆頭に、5勝にも杉内とポレダが名を連ねる。さらに、28日の西武戦では、ポレダとともに新加入したマイコラスが8回無失点の好投で来日初勝利。1勝するまで苦労した右腕だが、21日の阪神戦でも8回途中1失点と好投しており、内容的には申し分ない。
安定感では、1勝3敗の大竹が前述の5人にやや劣るが、それでも防御率は3.38と悪いわけではない。投高打低の一軍チーム状態を考えれば、現在3人いる外国人投手を一枚削り、二軍調整中のフランシスコかセペダと入れ替えるさせる算段も考えられる。そうなれば枠が空く可能性が出てくるが果たして…。
一年前の今頃は、MVPに輝いた亀井と双璧をなす活躍で、交流戦優勝に貢献した小山。今年もその再現はあるのか? 二軍では、春先に一軍デビューした田口や、4年目の今村も好投を続けるなど、相変わらず層の厚さを誇る巨人。6連戦が続く交流戦期間内に、一軍ローテの組み替えがあるのか注目だ。
【巨人の主な一軍ローテ投手の成績】
菅野智之 10試合 6勝4敗 防1.36
ポレダ 10試合 5勝2敗 防3.17
高木勇人 9試合 6勝2敗 防2.11
杉内俊哉 9試合 5勝2敗 防3.17
マイコラス 6試合 1勝2敗 防3.16
大竹寛 4試合 1勝3敗 防3.38
※成績は5月29日時点
二軍戦6度目の先発登板となった小山は、立ち上がりからキレのある直球とフォークを軸に、日本ハム打線を翻弄。4回までパーフェクト投球を続けると、5回一死から5番北に初ヒットを許したが、続く高浜を併殺打に打ち取りこの回も三人で片づけた。
小雨が降りしきる中、6回以降もマウンドに立った小山は、7回二死から3番石川慎に右中間へのソロ弾を浴び、9回も失策絡みで失点したが、9回を一人で投げ抜き2失点。打線が得点を奪えず完投負けとなったが、9回93球、4安打、3奪三振、無四死球の好投で、28日に好投した内海に続き、スタンバイOKを首脳陣にアピールした。
だが、一軍の先発ローテーションに食い込むのは多難だ。現状のローテ要因を見ても、リーグトップの6勝で並ぶ菅野と高木勇を筆頭に、5勝にも杉内とポレダが名を連ねる。さらに、28日の西武戦では、ポレダとともに新加入したマイコラスが8回無失点の好投で来日初勝利。1勝するまで苦労した右腕だが、21日の阪神戦でも8回途中1失点と好投しており、内容的には申し分ない。
安定感では、1勝3敗の大竹が前述の5人にやや劣るが、それでも防御率は3.38と悪いわけではない。投高打低の一軍チーム状態を考えれば、現在3人いる外国人投手を一枚削り、二軍調整中のフランシスコかセペダと入れ替えるさせる算段も考えられる。そうなれば枠が空く可能性が出てくるが果たして…。
一年前の今頃は、MVPに輝いた亀井と双璧をなす活躍で、交流戦優勝に貢献した小山。今年もその再現はあるのか? 二軍では、春先に一軍デビューした田口や、4年目の今村も好投を続けるなど、相変わらず層の厚さを誇る巨人。6連戦が続く交流戦期間内に、一軍ローテの組み替えがあるのか注目だ。
【巨人の主な一軍ローテ投手の成績】
菅野智之 10試合 6勝4敗 防1.36
ポレダ 10試合 5勝2敗 防3.17
高木勇人 9試合 6勝2敗 防2.11
杉内俊哉 9試合 5勝2敗 防3.17
マイコラス 6試合 1勝2敗 防3.16
大竹寛 4試合 1勝3敗 防3.38
※成績は5月29日時点