11日、プロ野球史上45人目の通算2000本安打を達成した中日の和田一浩。大学、社会人を経てプロの世界へと進み、プロでも下積みを積んだ遅咲きの苦労人は、満30歳のシーズンから1800本以上の安打を放ち、史上最年長となる42歳と11カ月での2000本安打達成という快挙を成し遂げた。
トレーニング方法やケガの治療法、リハビリの進化により、選手の寿命が以前よりも伸びている近年。以前まで40代選手といえば稀な存在であったが、現代ではまだまだ主力として活躍する選手も少なくない。
以下は、40歳を過ぎてから2000本安打を達成した選手たち。
・新井宏昌(近鉄) 1992年/40歳2カ月
・落合博満(巨人) 1995年/41歳4カ月
・金本知憲(阪神) 2008年/40歳0カ月
・小久保裕紀(ソフトバンク) 2012年/40歳8カ月
・宮本慎也(ヤクルト) 2012年/41歳5カ月
・谷繁元信(中日) 2013年/42歳5カ月
・和田一浩(中日) 2015年/42歳11カ月
特徴的なのが、7人中5人はここ10年のうちに達成されたものであること。“遅咲き”であっても、そこから長く活躍して大記録に名前を刻む選手が増えていることがわかる。
最年長記録の争いもそうで、落合博満氏が2000本安打の最年長記録を作ったのは95年のこと。その記録は16年もの間破られることはなかったが、12年にヤクルト・宮本慎也がそれを更新すると、翌13年には現在中日で監督兼捕手を務める谷繁元信がすぐに塗り替え、そしてそれを今度は和田が越えるというように、ここ数年で記録更新合戦の様相を呈している。
35歳を迎えたシーズンにようやく1000本に到達したという和田が、43歳になる年までプレーを続けて2000本安打を達成したことは、多くの選手達に夢を与えたことだろう。プレーできる時間が伸びた分、大きく可能性が広がった2000本の大台。年長記録の更新レースは、今後さらに熾烈を極めそうだ。
1位 【42歳11カ月】 和田一浩(中日)
● 達成日:2015.6.11
☆通算2001安打(※6月11日現在)
・~29歳=149本
・30~34歳=725 / 874 本
・35~39歳=745 / 1619 本
・40歳~=382 / 2001 本
2位 【42歳 4カ月】 谷繁元信(中日)
● 達成日:2013.5.6
☆通算2101安打(※6月11日現在)
・~29歳=773本
・30~34歳=528 / 1301 本
・35~39歳=434 / 1735 本
・40歳~=366 / 2101 本
3位 【41歳 5カ月】 宮本慎也(ヤクルト)
● 達成日:2012.5.4
☆通算2133安打
・~29歳=404本
・30~34歳=665 / 1069 本
・35~39歳=634 / 1703 本
・40歳~=430 / 2133 本
4位 【41歳 4カ月】 落合博満(巨人)
● 達成日:1995.4.15
☆通算2371安打
・~29歳=350本
・30~34歳=747 / 1097 本
・35~39歳=657 / 1754 本
・40歳~=617 / 2371 本
5位 【40歳 8カ月】 小久保裕紀(ソフトバンク)
● 達成日:12.6.24
☆通算2041安打
・~29歳=573本
・30~34歳=584 / 1157 本
・35~39歳=594 / 1751 本
・40歳~=290 / 2041 本
トレーニング方法やケガの治療法、リハビリの進化により、選手の寿命が以前よりも伸びている近年。以前まで40代選手といえば稀な存在であったが、現代ではまだまだ主力として活躍する選手も少なくない。
以下は、40歳を過ぎてから2000本安打を達成した選手たち。
・新井宏昌(近鉄) 1992年/40歳2カ月
・金本知憲(阪神) 2008年/40歳0カ月
・小久保裕紀(ソフトバンク) 2012年/40歳8カ月
・宮本慎也(ヤクルト) 2012年/41歳5カ月
・谷繁元信(中日) 2013年/42歳5カ月
・和田一浩(中日) 2015年/42歳11カ月
特徴的なのが、7人中5人はここ10年のうちに達成されたものであること。“遅咲き”であっても、そこから長く活躍して大記録に名前を刻む選手が増えていることがわかる。
最年長記録の争いもそうで、落合博満氏が2000本安打の最年長記録を作ったのは95年のこと。その記録は16年もの間破られることはなかったが、12年にヤクルト・宮本慎也がそれを更新すると、翌13年には現在中日で監督兼捕手を務める谷繁元信がすぐに塗り替え、そしてそれを今度は和田が越えるというように、ここ数年で記録更新合戦の様相を呈している。
35歳を迎えたシーズンにようやく1000本に到達したという和田が、43歳になる年までプレーを続けて2000本安打を達成したことは、多くの選手達に夢を与えたことだろう。プレーできる時間が伸びた分、大きく可能性が広がった2000本の大台。年長記録の更新レースは、今後さらに熾烈を極めそうだ。
2000本安打・年長ランキング
(※球団は達成時の所属球団)1位 【42歳11カ月】 和田一浩(中日)
● 達成日:2015.6.11
☆通算2001安打(※6月11日現在)
・~29歳=149本
・30~34歳=725 / 874 本
・35~39歳=745 / 1619 本
・40歳~=382 / 2001 本
2位 【42歳 4カ月】 谷繁元信(中日)
● 達成日:2013.5.6
☆通算2101安打(※6月11日現在)
・~29歳=773本
・30~34歳=528 / 1301 本
・35~39歳=434 / 1735 本
・40歳~=366 / 2101 本
3位 【41歳 5カ月】 宮本慎也(ヤクルト)
● 達成日:2012.5.4
☆通算2133安打
・~29歳=404本
・30~34歳=665 / 1069 本
・35~39歳=634 / 1703 本
・40歳~=430 / 2133 本
4位 【41歳 4カ月】 落合博満(巨人)
● 達成日:1995.4.15
☆通算2371安打
・~29歳=350本
・30~34歳=747 / 1097 本
・35~39歳=657 / 1754 本
・40歳~=617 / 2371 本
5位 【40歳 8カ月】 小久保裕紀(ソフトバンク)
● 達成日:12.6.24
☆通算2041安打
・~29歳=573本
・30~34歳=584 / 1157 本
・35~39歳=594 / 1751 本
・40歳~=290 / 2041 本