ニュース 2015.06.16. 05:40

第6の助っ人獲得を目指す阪神 長い目で見ると…

 阪神はリーグ3位ながら、チーム防御率3.88、チーム打率.228、183得点はリーグワーストの成績。打線は主力のマートン、ゴメス、鳥谷敬が打撃不振に苦しむ。投手陣も、勝ちパターンは固定されているが、ビハインドで投げる投手が精彩を欠いている。

 それでも、交流戦序盤は星を重ね2カ月ぶりに貯金1を記録するなど、浮上していくかと思われた。しかし、9日からのソフトバンクとの3連戦で1勝2敗と負け越すと、12日からのオリックス戦で3連敗。気づけば交流戦は9勝8敗の成績だ。

 なかなか波に乗れない阪神は、第6の外国人選手として、プロ野球独立リーグ・BCリーグに所属する石川のネルソン・ペレス選手の獲得を目指していると報道された。中村勝広GMも「調査している選手の1人」と獲得リストに入っていることを明言。

 ペレス以外にも阪神は、先月レンジャーズを自由契約になった藤川球児も獲得を目指していた。藤川は四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスにプレーすることが決まり、獲得することができず。

 その前にも阪神は、開幕前に第5の助っ人としてサンティアゴを獲ったが、オフに中島裕之の獲得失敗に終わるなど、大きな補強をすることなく開幕を迎えたこともあり現在、支配下選手登録は67人。

 登録枠にも余裕があり、積極的に補強を進めているのだろう。ただ、長い目でチームを見ていくと、若手育成は不可欠。今回もマートンの打撃不振ということもあり、緊急補強を行っているが、補強に頼るのではなく、自前の選手の育成にも力を注いで欲しいところだ。

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