16日、甲子園で行われた阪神-日本ハムの試合をもって、2015年シーズンのセ・パ交流戦の全日程が終了。パ・リーグが61勝44敗3分と大きく勝ち越し、勝率トップにはソフトバンクが輝いた。
ふだんと違う相手と、ふだんと違った戦い方で争った3週間の交流戦を経て、各チームはどのように変わっていったのか。ここでは、交流戦前と交流戦後の12球団のデータを比較し、各球団の変化を探った。
まずは、チーム成績の比較から。見方は「その部門の順位:チーム名・交流戦前 → 交流戦後の成績」となっている。
1位:日本ハム(.587) → 日本ハム(.603)
2位:ソフトバンク(.571 → ソフトバンク(.600)
3位:西 武(.545) → 西 武(.567)
4位:ロッテ(.477) → ロッテ(.500)
5位:楽 天(.465) → 楽 天(.492)
6位:オリックス(.362) → オリックス(.385)
<セ>
1位:DeNA(.604) → 巨人(.515)
2位:巨人(.563) → DeNA(.492)
3位:中日(.479) → 阪神(.484)
4位:ヤクルト(.468)→ ヤクルト(.469)
5位:阪神(.457) → 中日(.462)
6位:広島(.422) → 広島(.444)
大きく勝ち越したパは順位に変動なく、4位のロッテまでが勝率5割。楽天も借金1まで減らしている。一方のセはリーグで唯一交流戦を勝ち越した阪神が3位に浮上。中日は5位まで後退した。
とはいえ、セは2位以下がすべて5割を割っているという大混戦で、首位の巨人から3位の阪神までは2ゲーム差。最下位の広島も首位とはまだ4.5ゲーム差と、全チームにチャンスがある団子状態。果たして、リーグ戦再開後に抜け出すのは…?
1位:ソフトバンク .264 / 194点 → ソフトバンク .271 / 284点
2位:西 武 .262 / 187点 → ロッテ .269 / 269点
3位:ロッテ .262 / 183点 → 西 武 .265 / 259点
4位:日本ハム .251 / 198点 → 日本ハム .254 / 280点
5位:オリックス .249 / 175点 → オリックス .247 / 242点
6位:楽 天 .245 / 150点 → 楽 天 .243 / 215点
<セ>
1位:中日 .268 / 165点 → 中日 .262 / 217点
2位:DeNA .260 / 183点 → DeNA .260 / 242点
3位:広島 .258 / 167点 → 広島 .259 / 246点
4位:ヤクルト .240 / 145点 → ヤクルト .246 / 228点
5位:巨人 .236 / 150点 → 巨人 .238 / 210点
6位:阪神 .226 / 137点 → 阪神 .229 / 194点
ソフトバンクが交流戦期間中にチーム打率を7厘上昇させ、得点も90点を積み上げ。セのチームを相手に猛威を振るった。その他ではロッテが1ランクアップ。
1位:ソフトバンク 3.22 / 162点 → ソフトバンク 3.13 / 221点
2位:日本ハム 3.35 / 174点 → 楽 天 3.16 / 240点
3位:楽 天 3.45 / 184点 → 日本ハム 3.33 / 246点
4位:西 武 3.59 / 191点 → オリックス 3.36 / 238点
5位:オリックス 3.64 / 191点 → 西 武 3.55 / 251点
6位:ロッテ 4.15 / 191点 → ロッテ 4.36 / 281点
<セ>
1位:巨人 2.57 / 135点 → 巨人 2.67 / 193点
2位:ヤクルト 2.77/ 146点 → 中日 3.02 / 224点
3位:広島 2.83 / 142点 → 広島 3.15 / 221点
4位:中日 2.85 / 155点 → ヤクルト 3.21 / 229点
5位:DeNA 3.18 / 173点 → DeNA 3.59 / 266点
6位:阪神 3.87 / 196点 → 阪神 3.88 / 276点
投手部門で苦戦が目立ったのがヤクルト。交流戦前までは2点台を誇っていたチーム防御率が、一気に3.21にまで悪化した。また、両リーグで唯一のチーム防御率4点台だったロッテも、交流戦でさらに数字を悪くしている。
その他、個人の成績の比較は投打別にして以下にまとめた。両リーグとも抜け出す選手なく混迷を極める最多勝争いや、上位2人がハイレベルすぎるパの首位打者争いなどなど、ここからリーグ戦再開後、熾烈な個人の戦いにも注目だ。
<パ>
1位:ディクソン(オ) 1.44 → ディクソン 1.28
2位:大谷翔平(日) 1.66 → 大谷翔平 1.66
3位:十亀 剣(西) 2.02 → 大隣憲司(ソ)2.54
<セ>
1位:菅野智之(巨) 1.55 → 菅野智之 1.58
2位:前田健太(広) 1.75 → 大野雄大 1.61
3位:大野雄大(中) 1.83 → 前田健太 2.01
● 勝利数
<パ>
1位:大谷 翔平(日) 6勝 → 大谷翔平 8勝
2位:ディクソン(オ) 5勝 → ディクソン 7勝
2位:涌井 秀章(ロ) 5勝 → 野上亮磨(西)6勝
2位:吉川 光夫(日) 5勝 → 吉川光夫 6勝
2位:スタンリッジ(ソ) 5勝 → スタンリッジ 6勝
2位:イ・デウン(ロ) 5勝 → イ・デウン 6勝
<セ>
1位:高木勇人(巨) 6勝 → 大野雄大 7勝
2位:菅野智之(巨) 5勝 → 菅野智之 6勝
2位:大野雄大(中) 5勝 → 高木勇人 6勝
2位:ポレダ (巨) 5勝 → 黒田博樹(広)6勝
2位:杉内俊哉(巨) 5勝
● 奪三振
<パ>
1位:則本昂大(楽) 68個 → 則本昂大 88個
2位:大谷翔平(日) 56個 → 大谷翔平 88個
3位:武田翔太(ソ) 50個 → 西勇輝(オ)74個
<セ>
1位:山口 俊(De) 62個 → 藤浪晋太郎 88個
2位:杉内俊哉(巨) 58個 → 前田健太 77個
3位:藤浪晋太郎(神)57個 → 山口俊 77個
● セーブ数
<パ>
1位:高橋朋己(西) 14個 → 高橋朋己 19個
2位:増井浩俊(日) 11個 → 増井浩俊 18個
3位:松井裕樹(楽) 10個 → 松井裕樹 16個
3位:サファテ(ソ) 10個 → 西野勇士 16個
3位:西野勇士(ロ) 10個
● 打率
<パ>
1位:柳田悠岐(ソ) .356 → 柳田悠岐 .376
2位:秋山翔吾(西) .347 → 秋山翔吾 .370
3位:中村 晃(ソ) .331 → 清田育宏(ロ).344
<セ>
1位:筒香嘉智(De) .331 → ルナ .345
2位:梶谷隆幸(De) .327 → 筒香嘉智 .329
3位:ル ナ (中) .326 → 川端慎吾 .323
● 本塁打
<パ>
1位:中田 翔(日) 16本 → 中田翔 20本
2位:李 大浩(ソ) 11本 → 中村剛也 19本
2位:松田宣浩(ソ) 11本 → 松田宣浩 17本
2位:クルーズ(ロ) 11本 → 李大浩 16本
2位:中村剛也(西) 11本
<セ>
1位:筒香嘉智(De) 11本 → 畠山和洋 18本
2位:畠山和洋(ヤ) 9本 → ロペス 12本
3位:ロペス (De) 7本 → 筒香嘉智、山田哲人(ヤ)11本
● 打点
<パ>
1位:中村剛也(西) 42点 → 中村剛也 61点
2位:クルーズ(ロ) 40点 → 中田翔 58点
2位:中田 翔(日) 40点 → クルーズ 49点
<セ>
1位:筒香嘉智(De) 40点 → 畠山和洋 47点
2位:畠山和洋(ヤ) 27点 → 筒香嘉智 41点
3位:ロペス (De) 23点 → ロペス 34点
3位:ゴメス (神) 23点
3位:バルディリス(De) 23点
ふだんと違う相手と、ふだんと違った戦い方で争った3週間の交流戦を経て、各チームはどのように変わっていったのか。ここでは、交流戦前と交流戦後の12球団のデータを比較し、各球団の変化を探った。
まずは、チーム成績の比較から。見方は「その部門の順位:チーム名・交流戦前 → 交流戦後の成績」となっている。
順位
<パ>2位:ソフトバンク(.571 → ソフトバンク(.600)
3位:西 武(.545) → 西 武(.567)
4位:ロッテ(.477) → ロッテ(.500)
5位:楽 天(.465) → 楽 天(.492)
6位:オリックス(.362) → オリックス(.385)
<セ>
1位:DeNA(.604) → 巨人(.515)
2位:巨人(.563) → DeNA(.492)
3位:中日(.479) → 阪神(.484)
4位:ヤクルト(.468)→ ヤクルト(.469)
5位:阪神(.457) → 中日(.462)
6位:広島(.422) → 広島(.444)
大きく勝ち越したパは順位に変動なく、4位のロッテまでが勝率5割。楽天も借金1まで減らしている。一方のセはリーグで唯一交流戦を勝ち越した阪神が3位に浮上。中日は5位まで後退した。
とはいえ、セは2位以下がすべて5割を割っているという大混戦で、首位の巨人から3位の阪神までは2ゲーム差。最下位の広島も首位とはまだ4.5ゲーム差と、全チームにチャンスがある団子状態。果たして、リーグ戦再開後に抜け出すのは…?
チーム打率/得点
<パ>1位:ソフトバンク .264 / 194点 → ソフトバンク .271 / 284点
2位:西 武 .262 / 187点 → ロッテ .269 / 269点
3位:ロッテ .262 / 183点 → 西 武 .265 / 259点
4位:日本ハム .251 / 198点 → 日本ハム .254 / 280点
5位:オリックス .249 / 175点 → オリックス .247 / 242点
6位:楽 天 .245 / 150点 → 楽 天 .243 / 215点
<セ>
1位:中日 .268 / 165点 → 中日 .262 / 217点
2位:DeNA .260 / 183点 → DeNA .260 / 242点
3位:広島 .258 / 167点 → 広島 .259 / 246点
4位:ヤクルト .240 / 145点 → ヤクルト .246 / 228点
5位:巨人 .236 / 150点 → 巨人 .238 / 210点
6位:阪神 .226 / 137点 → 阪神 .229 / 194点
ソフトバンクが交流戦期間中にチーム打率を7厘上昇させ、得点も90点を積み上げ。セのチームを相手に猛威を振るった。その他ではロッテが1ランクアップ。
チーム防御率/失点
<パ>1位:ソフトバンク 3.22 / 162点 → ソフトバンク 3.13 / 221点
2位:日本ハム 3.35 / 174点 → 楽 天 3.16 / 240点
3位:楽 天 3.45 / 184点 → 日本ハム 3.33 / 246点
4位:西 武 3.59 / 191点 → オリックス 3.36 / 238点
5位:オリックス 3.64 / 191点 → 西 武 3.55 / 251点
6位:ロッテ 4.15 / 191点 → ロッテ 4.36 / 281点
<セ>
1位:巨人 2.57 / 135点 → 巨人 2.67 / 193点
2位:ヤクルト 2.77/ 146点 → 中日 3.02 / 224点
3位:広島 2.83 / 142点 → 広島 3.15 / 221点
4位:中日 2.85 / 155点 → ヤクルト 3.21 / 229点
5位:DeNA 3.18 / 173点 → DeNA 3.59 / 266点
6位:阪神 3.87 / 196点 → 阪神 3.88 / 276点
投手部門で苦戦が目立ったのがヤクルト。交流戦前までは2点台を誇っていたチーム防御率が、一気に3.21にまで悪化した。また、両リーグで唯一のチーム防御率4点台だったロッテも、交流戦でさらに数字を悪くしている。
その他、個人の成績の比較は投打別にして以下にまとめた。両リーグとも抜け出す選手なく混迷を極める最多勝争いや、上位2人がハイレベルすぎるパの首位打者争いなどなど、ここからリーグ戦再開後、熾烈な個人の戦いにも注目だ。
個人主要成績・投手
● 防御率<パ>
1位:ディクソン(オ) 1.44 → ディクソン 1.28
2位:大谷翔平(日) 1.66 → 大谷翔平 1.66
3位:十亀 剣(西) 2.02 → 大隣憲司(ソ)2.54
<セ>
1位:菅野智之(巨) 1.55 → 菅野智之 1.58
2位:前田健太(広) 1.75 → 大野雄大 1.61
3位:大野雄大(中) 1.83 → 前田健太 2.01
● 勝利数
<パ>
1位:大谷 翔平(日) 6勝 → 大谷翔平 8勝
2位:ディクソン(オ) 5勝 → ディクソン 7勝
2位:涌井 秀章(ロ) 5勝 → 野上亮磨(西)6勝
2位:吉川 光夫(日) 5勝 → 吉川光夫 6勝
2位:スタンリッジ(ソ) 5勝 → スタンリッジ 6勝
2位:イ・デウン(ロ) 5勝 → イ・デウン 6勝
<セ>
1位:高木勇人(巨) 6勝 → 大野雄大 7勝
2位:菅野智之(巨) 5勝 → 菅野智之 6勝
2位:大野雄大(中) 5勝 → 高木勇人 6勝
2位:ポレダ (巨) 5勝 → 黒田博樹(広)6勝
2位:杉内俊哉(巨) 5勝
● 奪三振
<パ>
1位:則本昂大(楽) 68個 → 則本昂大 88個
2位:大谷翔平(日) 56個 → 大谷翔平 88個
3位:武田翔太(ソ) 50個 → 西勇輝(オ)74個
<セ>
1位:山口 俊(De) 62個 → 藤浪晋太郎 88個
2位:杉内俊哉(巨) 58個 → 前田健太 77個
3位:藤浪晋太郎(神)57個 → 山口俊 77個
● セーブ数
<パ>
1位:高橋朋己(西) 14個 → 高橋朋己 19個
2位:増井浩俊(日) 11個 → 増井浩俊 18個
3位:松井裕樹(楽) 10個 → 松井裕樹 16個
3位:サファテ(ソ) 10個 → 西野勇士 16個
3位:西野勇士(ロ) 10個
● 打率
<パ>
1位:柳田悠岐(ソ) .356 → 柳田悠岐 .376
2位:秋山翔吾(西) .347 → 秋山翔吾 .370
3位:中村 晃(ソ) .331 → 清田育宏(ロ).344
<セ>
1位:筒香嘉智(De) .331 → ルナ .345
2位:梶谷隆幸(De) .327 → 筒香嘉智 .329
3位:ル ナ (中) .326 → 川端慎吾 .323
● 本塁打
<パ>
1位:中田 翔(日) 16本 → 中田翔 20本
2位:李 大浩(ソ) 11本 → 中村剛也 19本
2位:松田宣浩(ソ) 11本 → 松田宣浩 17本
2位:クルーズ(ロ) 11本 → 李大浩 16本
2位:中村剛也(西) 11本
<セ>
1位:筒香嘉智(De) 11本 → 畠山和洋 18本
2位:畠山和洋(ヤ) 9本 → ロペス 12本
3位:ロペス (De) 7本 → 筒香嘉智、山田哲人(ヤ)11本
● 打点
<パ>
1位:中村剛也(西) 42点 → 中村剛也 61点
2位:クルーズ(ロ) 40点 → 中田翔 58点
2位:中田 翔(日) 40点 → クルーズ 49点
<セ>
1位:筒香嘉智(De) 40点 → 畠山和洋 47点
2位:畠山和洋(ヤ) 27点 → 筒香嘉智 41点
3位:ロペス (De) 23点 → ロペス 34点
3位:ゴメス (神) 23点
3位:バルディリス(De) 23点