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パ5球団も戦々恐々?主役が戻ったオリックスに復調気配…

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調子を取り戻してきたオリックスの佐藤達也(左)、金子千尋(中)、平野佳寿(右)©BASEBALLKING
 オリックスは昨季08年以来のAクラスに入り、今季は19年ぶりのリーグ優勝を目指し、中島裕之、小谷野栄一、ブランコ、バリントンといった主力クラスの選手を積極的に補強。ソフトバンクとともに、リーグ優勝争いを繰り広げられていくかと思われた。いざ開幕すると、主力の故障や不振が相次ぎ、3、4月は10勝17敗1分で最下位。

 5月に入ってからもチーム状況は変わらず。5月終了時点で借金は15まで膨らみ、6月2日に森脇浩司監督は休養を発表した。2日の巨人戦から福良淳一ヘッドコーチが、監督代行に就任するも、巨人との3連戦で3連敗と苦戦が続いた。

 5日からの中日3連戦で、オリックスに風が吹き始める。初戦に山崎福也がプロ初勝利を挙げると、2戦目はエース金子千尋が7回を無失点に抑えて今季初勝利。9日からのヤクルトとの3連戦は負け越したが、ヤクルトの3戦目から現在4連勝中。13日の阪神戦では、16安打15得点を奪い大勝した。

 徐々にではあるが、主力が調子を取り戻している。特にリリーフ陣が復調傾向だ。5月終了時点で5敗を喫していた佐藤達也は6月に入り、5試合に登板して2ホールド、2セーブ、防御率0.00と安定感を取り戻した。不調で抑えから中継ぎに配置転換となった平野も、6月は防御率2.08。右肩痛で出遅れていた比嘉幹貴も、交流戦明けの復帰が予定されている。また、強力リリーフ陣が不在の間に、高卒5年目の塚原頌平が台頭。結果的にリリーフ陣の底上げにも繋がった。

 野手も5月終了時点で、チーム打率.247、198得点はともにリーグ5位だったが、6月に入り新加入組選手を中心に当たりが出始めている。ブランコは故障離脱中だが、中島は6月、打率.455、2本塁打5打点、小谷野も打率.438をマーク。春先苦しんでいた安達了一、T-岡田も復調してきた。さらに、ドラフト7位で入団した西野真弘、テスト入団のカラバイヨなど開幕前に注目されなかった選手たちが奮闘。リリーフ陣と同様に、野手も戦力の上澄みに成功している。

 開幕前に期待されていた主力選手が、活躍し始めたオリックス。そこに打撃不振が続くキャプテン・糸井嘉男の調子が上向けば、チームは今以上に勢いづく。現在3位西武と11ゲーム開いているが、大逆転でのCS進出も見えてきそうだ。

【主力の5月までの成績と6月の成績】
<投手>
金子千尋
5月までの成績:2試 0勝1敗 防8.00
6月の成績:2試 2勝0敗 防0.64

佐藤達也
5月までの成績:21試 1勝5敗0S 防4.35
6月の成績:5試 0勝0敗2S 防0.00

平野佳寿
5月までの成績:10試 0勝1敗6S 防5.40
6月の成績:5試 0勝1敗 防2.08

<野手>
糸井嘉男
5月までの成績:53試 率.228 本5 点25
6月の成績:12試 率.237 本2 点6

中島裕之
5月までの成績:34試 率.250 本3 点12
6月の成績:6試 率.455 本2 点5

安達了一
5月までの成績:52試 率.227 本2 点18
6月の成績:12試 率.350 本2 点4

※記録は6月15日終了時点のもの
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