ニュース 2015.07.08. 11:45

進行する原監督の“聖域破壊” 次の第85代4番は誰だ!?

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今年も低迷する打線に頭を悩ませる巨人・原辰徳監督 ©BASEBALLKING
 7月7日、七夕の夜に東京ドームがどよめいた。

 「4番・亀井」――。スター選手が揃うチームの中で地道に脇を固めてきた男は、11年目にして打線の顔となった。

 球団が公式に数えているわけではないのだが、巨人の4番といえば「第○代」と数えられ、後世に語り継がれている。亀井は巨人軍第84代目の4番打者だ。

 ただし、自身も第48代4番打者として名前を刻んでいる原辰徳監督は「横綱じゃないんだから」とこれを好まず、“聖域的扱い”を破壊しようとしている。

 事実、02年~03年のいわゆる第一次政権期も含めた在任12年で、原監督が起用した4番打者は20名。そのうちここ4年間で10名と、近年は特に入れ替わりが激しい。

 そこで、ここでは次に4番を務める巨人軍第85代4番打者が誰になるのかを勝手に予想してみた。ちなみに、3連覇がはじまった12年からこれまでに4番打者を務めた選手たちは以下の通り。

阿部慎之助
村田修一
ホセ・ロペス
高橋由伸
長野久義
ジョン・ボウカー
レスリー・アンダーソン
フレデリク・セペダ
大田泰示
坂本勇人
中井大介
亀井善行

 今年は坂本が9年目にして初の4番に座ったり、中井がサプライズで抜擢されるも2打席で途中交代というほろ苦デビューとなるなど、すでに5人が4番でスタメンを果たしている。

 原監督は7日の試合後に「総合的に考えた。深い意味はない」と亀井4番起用について語った。その時の最善の策を常に考え、昨シーズン144試合で113通りものオーダーを操った指揮官の下では、誰にでも4番に座るチャンスがあるのだ。

 今のチームにおいて、最も可能性がありそうなのは二軍調整が続くホアン・フランシスコか。

 今シーズン途中加入で大きな期待を受けながら、18打席で3安打。打率にして.167と沈み、11個の三振を喫した。守備でのミスも目につき、わずか5試合の出場で二軍に降格すると、故障などもあってその名前は徐々に聞かなくなっていった。

 しかし、フランシスコは7日にようやく全体練習に合流。フリー打撃をこなすなど、復活をアピールしている。

 ファームでは19試合の出場で打率.288を残し、5本塁打。本数もさすことながら、その飛距離で格の違いを見せつけていた。課題である守備や素行面など問題は山積みではあるが、ここに来てさらに貧打に拍車がかかっている打線の現状からして、背に腹は代えられない。アンダーソンが不調で沈み、セペダもキューバ代表戦参加中の今こそチャンス。復帰すれば一軍昇格も4番抜擢もあり得る。

 ただし、気になる点といえば、巨人がさらなる緊急補強に着手しているとの噂が出ていること。元楽天のケーシー・マギーや左のカルロス・ペゲロといった名前が挙がっているが、本当に彼らが加入するようであれば、その立場は一気に厳しいものとなる。

 また、もう一人候補として挙げるならば、ドラフト1位ルーキーの岡本和真を推したい。

 6日に一軍練習に合流した19歳は、高卒1年目からファームで40試合に出場。打率.252で本塁打は0とまだプロの壁に苦しんでいる感は否めないが、球団として08年の大田泰示以来、6年ぶりに1位指名した高卒内野手にかかる期待は大きい。

 原監督も即時の一軍昇格は否定しているが、「近未来という点では否定はしない」と今後の可能性は示唆。高卒1年目から一軍デビューを果たした坂本のように、シーズン後半での大抜擢もないとは言えない。

 第85代4番打者はいつ誕生し、誰が務めるのか…。厳しい戦いが続く巨人の新たな注目ポイントとなりそうだ。

原監督就任後に起用された4番打者

(62)松井秀喜
(64)清原和博
(66)高橋由伸
(68)ロベルト・ペタジーニ
(69)小久保裕紀
(70)イ・スンヨプ
(71)二岡智宏
(72)阿部慎之助
(73)小笠原道大
(74)アレックス・ラミレス
(75)長野久義
(76)村田修一
(77)ホセ・ロペス
(78)ジョン・ボウカー
(79)レスリー・アンダーソン
(80)フレデリク・セペダ
(81)大田泰示
(82)坂本勇人
(83)中井大介
(84)亀井善行

※数字は第○代目

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