○ 早実 9x － 8 日野 ●
＜西東京大会5回戦・八王子市民＞

　全国高校野球選手権大会（8月6日開幕）の西東京大会5回戦が20日に行われ、早実が日野をサヨナラ勝ちで下し、ベスト8に駒を進めた。

　序盤は投手戦だったこの試合、終盤は一転、激しい点の取り合いとなった。早実は2－1で迎えた7回、注目の1年生・3番清宮の犠牲フライなどで3点を加えるも、日野は8回に打者一巡の猛攻で一挙5点を奪い、6－5と試合をひっくり返した。

　だが早実は8回、清宮のこの試合3点目となるタイムリー二塁打などで8－6と再逆転。9回にまたも2点差を追いつかれたが、その裏にサヨナラ勝ちを決めた。

　「3番・一塁」でフル出場した清宮は、4打数4安打3打点と大暴れ。3打数1安打だった初戦の東大和南戦、3打数2安打の府中西戦に続く3試合連続安打とし、これで今夏の成績は打率.700（10－7）、7打点となった。

　対する都立の雄・日野は、終盤に驚異的な粘りを見せるもあと一歩及ばず。お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建と児嶋一哉、さらに俳優・三浦友和の母校としても知られる13年準Vの強豪校だが、今夏は16強で涙を飲んだ。