○ 白岡　10 － 9　埼玉栄 ●
＜準々決勝　市営大宮＞
・スコア
白　岡｜２１０ ２１０ ０４０｜１０
埼玉栄｜１００ ０３２ ３００｜　９

　ノーシードから勝ち上がってきた公立校・白岡が、埼玉栄を破って創部初の準決勝進出を決めた。

　白岡高校は5回までに2本の本塁打を含む猛攻で6－1と最大で5点のリードを奪うも、今年から就任した名将・若生正広監督率いる埼玉栄も反撃。5回から3イニング連続の複数得点まとめ獲りで一気に試合をひっくり返した。

　強豪校の意地を見せつけられた白岡であったが、それでも気持ちが折れることはなかった。8回表に併殺崩れで1点を返すと、適時打2本で一気に逆転に成功。リードを奪った8回裏には3番手の谷中が制球を乱し、8球連続ボールを含む四球連発で走者を抱えながらもそのピンチを三者連続三振で切り抜け、栄の勢いを止めた。

　最終回も左翼手がフライの目測を誤り、最後は二死三塁とまたしても絶体絶命のピンチを招いたが、最後の打者を二ゴロに打ち取り、1点差で逃げ切った。

　白岡は創部初のベスト4進出。次戦、準決勝で浦和学院と激突する。“ミラクル白岡”がジャイアントキリングを起こすか…。注目の一戦となる。