○ 楽天 5 － 4 西武 ●
＜14回戦・コボスタ宮城＞

　西武が3試合連続の1点差負けで、球団ワースト記録を更新する13連敗。一方、競り勝った楽天は後半戦2度目の3連勝をマークした。

　楽天・則本、西武・岸のエース対決は、初回からいきなり動いた。楽天は初回、先頭の聖沢が相手の失策で出塁すると、その後二死一、二塁から、5番伊志嶺がライトへのタイムリー二塁打を放ち2点を先制した。

　楽天は2－0の5回にも、相手のミス絡みで一死二、三塁のチャンスを作ると、1番聖沢がショート後方にポトリと落ちるタイムリー内野安打を放ち、一気に二者が生還。リードを4点に広げ、岸をこの回限りでノックアウトした。

　西武は6回まで則本の前に無得点に抑えられていたが、0－4で迎えた7回、一死満塁から2番脇谷のタイムリーで1点を返すと、続く3番浅村が走者一掃となるタイムリー二塁打を左中間へ弾き返し、試合を振り出しに戻した。

　試合は4－4のまま終盤8回に突入。二死満塁のピンチを凌いだ楽天はその裏、またも相手のミスから一死一、三塁のチャンスを作ると、7番枡田が勝ち越しタイムリーをライト前に運んだ。

　リードした楽天は、9回に抑えの松井裕を投入。西武は3番から始まる好打順だったが、浅村、中村を連続三振。最後は栗山をサードゴロにに打ち取り、23セーブ目を手にした。

　対する西武は、初回から拙守を露呈し計3失策。打線は7回に4点を奪い意地を見せたが、最後まで勝ち越せなかった。