○ カブス　2 － 0　ジャイアンツ ●
＜現地時間8月9日　リグリー・フィールド＞

　ジャイアンツの青木宣親は現地時間9日（日本時間10日）、敵地でのカブス戦に「1番・左翼」で先発出場。3回の第2打席で頭部に死球を受け、そのまま途中交代となった。この日は1打数無安打で、チームも敗戦。カブスにスイープを許した。

　ここ2試合連続で打点をマークするなど、存在感を発揮していた青木。この日も1番で先発出場するも、第1打席は遊飛に倒れ、迎えた3回の第2打席。カブス先発のアリエッタが投じたスライダーが、青木の顔へ向かっていくような球筋で鋭く曲がり、ヘルメットのツバの上、マークのあたりを直撃。

　青木はその場に倒れこみ、一番近くで見ていたカブスの捕手・モンテロはジャイアンツベンチへ「早く来い」と手招きで指示。幸いにも意識はあったものの、大事を取って途中交代となった。

　試合は序盤の2失点を取り戻すことが出来ず、打線は先発・アリエッタを前に8回途中まで4安打無失点に封じ込まれる苦しい展開。そのままグリム、ロンドンと繋がれ、最後までホームを踏むことは出来なかった。

　先発のアリエッタがリーグトップに1差に迫る2位タイの13勝目（6敗）。ジャイアンツはピービに黒星がついて5敗目（2勝）。このカード、カブスに対して4連敗を喫し、地区首位ドジャースの背中が遠のいた。

　青木は1打数無安打で、打率は.304。途中交代に「悔しい」と漏らした男は、今後は状態を見ながらの出場となる。