“死のロード”なんて言葉も今や死語。甲子園を球児たちに明け渡している阪神が絶好調だ。

　12日、京セラドーム大阪で行われた中日戦に勝利した阪神は、今シーズン6度目の4連勝で3カード連続の勝ち越しを記録。貯金を今シーズン最多の「6」に積み上げ、首位の座を守っている。

　これで主催した京セラでのゲームは昨年8月から数えて8連勝。特に中日相手には昨年4月から10連勝中と驚異的な相性の良さを誇っている。

　この2年間、京セラでの主催試合は通算14戦で12勝2敗。勝率にすると.857。年に2回、高校野球の季節に訪れる“ボーナスステージ”と化しているのだ。

　このあとの阪神は13日に中日戦を戦った後、ヤクルトと巨人との上位直接対決で東京遠征に向かう。遠征から戻ると、21日～23日までDeNAと3連戦。ここが今シーズン最後の京セラでの試合となる。

　歴史的混セのカギを握る重要な8月戦線。首位攻防を乗り切り、得意の京セラで一気にVロードへ…。阪神が描くシナリオは実現するだろうか。

阪神・ここ2年の京セラ主催試合の戦績

＜2014年＞
・4月 1日（火） vs中日 ●[0－10]　勝：藤浪
・4月 2日（水） vs中日 ○[15－0]　勝：岩崎
・4月 3日（木） vs中日 ○[7－4]　勝：能見
・8月 8日（金） vs広島 ○[7－5]　勝：藤浪
・8月 9日（土） vs広島 ○[5－4]　勝：能見
・8月10日（日） vs広島 ●[3－7]　負：岩貞
・8月19日（火） vs中日 ○[8－1]　勝：メッセンジャー
・8月20日（水） vs中日 ○[3－1]　勝：岩田
・8月21日（木） vs中日 ○[5－4]　勝：金田
＜2015年＞
・3月27日（金） vs中日 ○[5x－4]　勝：松田
・3月28日（土） vs中日 ○[1x－0]　勝：松田
・3月29日（日） vs中日 ○[10－8]　勝：藤浪
・8月11日（火） vs中日 ○[3－1]　勝：能見
・8月12日（水） vs中日 ○[3－1]　勝：福原